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いちにち8ミリの。

いちにち8ミリの。

いちにち8ミリの。

作家
中島さなえ
出版社
双葉社
発売日
2010-08-10
ISBN
9784575237030
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いちにち8ミリの。 / 感想・レビュー

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ねむねむあくび♪

読友さんの感想を見て、図書館で借りました。とても良かったです!故・中島らもさんの、娘さんのデビュー作とのことですが、中島らも作品を知らない私には『すごい!万城目学さんや芦原すなおさんみたい!』と言う感激がありました。女性作家さんには珍しいタイプの、ユーモアと愛と性と寂しさが入り混じる作品は、どれもほんのりと物悲しくも前向きで。表題作よりも、私は『手裏剣ゴーラウンド』が好きです。まだまだこれからの作家さんなのでしょうが、今後が楽しみです。

2015/05/27

あつひめ

長いこと待ったかいがありました。図書館を利用する人みんながじっくり味わったから返却まで時間がかかったんだろうな。それだけの価値ありの作品だと思います。人に思いを伝える…がテーマ。見守っていても寄り添っていても本当の気持ちは伝えられない。今の私にはとってもよい教訓となりました。1日8㎜ずつ動いても、誰も気づかない。それがもし自分だったら、気付いて欲しいのか?それとも自分だけその変化を認めて満足できるのか。ものすごく難しい選択かもしれない。生きるって基本的に自分に相対すること、全てを受け入れ伝える事なのかな。

2011/08/27

sibarin♪

三編からなる本。表題作よりも 荒巻シャケオ、色黒三白眼のシャケオ…いいなぁ

2014/03/03

野のこ

昔話を聞いてるみたいな一風変わった物語たち。「ゴリずらの木」女の子がゴリずらの木に潜む男の子との交流。最後におじいちゃんへのうたのメッセージに感動しました。いつでも見守ってくれてるから背を伸ばして☆「手裏剣ゴーラウンド」忍者が祖先の敵討ちに遊園地の園長の元に。シャケオの言葉が律儀でなんか可愛かった。ラストにはびっくり!表題はお猿の壮太が飼い主の美澄に恋をする。賢くても本能には逆らえない凶暴さが読んでて痛々しかった。何事も最後は自分に返ってくる。水仙の花言葉は気をつけないとね。

2016/10/03

myc0

著者はなんと、私の大好きな大好きな中島らもの娘さん!ということを抜きしにしても面白い一冊。らもさんには似てもにつかない感じで、全く別ものとして読んだ方が良さそう。本書は、3作の短編が収録されていて、どれもちょっと不思議で不可解で、へ?ってなるようなお話だった。一番好きなのは、人間に飼われたサル目線で物語が展開する「いちにち8ミリの。」。ベタな描写が多いけど、この作者ならではの雰囲気が出ていてとても好き。4割が愛、6割が寂しさな短編集。寂しい気持ちになるのって嫌だけど、でも寂しさから私たちは素敵な思い出を

2015/01/31

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