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GF(ガールズファイト)

GF(ガールズファイト)

GF(ガールズファイト)

作家
久保寺健彦
出版社
双葉社
発売日
2011-07-20
ISBN
9784575237344
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GF(ガールズファイト) / 感想・レビュー

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そうたそ

★★★☆☆ 女性が頑張る話が五編。芸能界の話からフィギュアスケート、戦時下、バイク、学校ものとバラエティ豊かなのだが、どの話でも主人公である女性が何かに挑んでいる、という構図は変わらない。軽い内容ながら描くべきものが描かれているので薄っぺらさは感じない。それにしても「キャッチライト」は最初マラソンものかと思ったら、マラソンはマラソンでも赤坂5丁目ミニマラソンだったので驚いた。五編の内の一発目がかなりユニークだったのだが、その後の四編はいつもの久保寺さんらしい感じ。久保寺さんの巧さが感じられる短篇集だった。

2014/02/05

七色一味

読破。色々な場面で、目の前に立ち塞がる障害。それを、行動で、勁い意志で、引かない思いでねじ伏せ、叩き潰し、叫び、泣きながら乗り越えてゆく、優しくて勁くて、そしてちょっぴりさみしい女の子の後ろ姿を描いた作品です。 おしいな、もっとセンテンスの一つ一つを短く、叩きつけるように鋭い文体にすれば、もっと余韻のある作品になったのに。

2012/02/21

nyanco

落ち目のアイドル、フィギュアスケーター、満州で終戦を迎える女児、ライダー、小学生…と、世代と場面を超えたヒロインたちのこのまま負けるもんか!というファイトの短篇集。白バイ隊員になりたかったのに背が低くてなれなかったライダーや、モンスターペアレンツの親のせいでいじめを受けることになった少女…と、どの設定も面白く、彼女たちがその試練をはねのけていく様は面白かった。 しかし、小奇麗にまとまり過ぎた感じがちょっと残念。ラストが『ちゃんちゃん』として、定型の終わり方だったのも気になる。続→

2011/09/21

ゆい

それぞれの短編の主人公が何かに向けて頑張る、というお話です。スカッと突き抜けたり、なんとも言えない気持ちになったり。一つ目のキャッチライトと二つ目の銀盤が溶けるほど、が良かったかな!全体的に楽しいんだけど、なーんか何も入ってこないなあ。そして皆さんが言うように、装丁はよろしくない、中の良さを全然伝えられていない気が。

2014/09/03

まつじん

女の子が頑張ってる短編集です。ひとりガールと言うにはトウの立ってる娘が混じってますが、その行動原理といいますか、根っこの部分はガールなのです。で、この小説女性から見ると楽しいのでしょうか?ちょっと気になります。

2011/08/06

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