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緑ヶ丘小学校大運動会

緑ヶ丘小学校大運動会

緑ヶ丘小学校大運動会

作家
森谷明子
出版社
双葉社
発売日
2011-07-20
ISBN
9784575237351
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緑ヶ丘小学校大運動会 / 感想・レビュー

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ゆみねこ

6年生のマサルは運動会当日の朝、優勝杯の中に隠されたビーズ細工のピルケースを見つけてしまう。タイトルから想像した楽しい小学校の運動会ではなく、ミステリーでした。登場人物が多くて少し混乱したけれど、一気に読了。イマドキの小学校運動会事情やPTA事情なども絡め、中々考えさせられる内容です。

2014/03/18

そうたそ

★★★☆☆ 新年一冊目。運動会の朝、小学生のマサルが学校で見つけた薬のパッケージが殺人の証拠ではないかと考える。その一方で、父親はドラッグが出回っていることを嗅ぎ付ける。プログラムが進行する中、様々な思惑が明らかとなってゆく。運動会が舞台というところに面白みがあるはずなのだが、どうもミステリパートと、運動会がおこなわれる日常パートが乖離しすぎているような気がしてならなかった。読んでいて、運動会の懐かしさには浸ったものの、ラストの結末もいまいちすっきりしなかったし、モヤモヤとした感じばかりが残る読書だった。

2016/01/01

風眠

運動会と、その水面下で起こっている事件。謎のピルケースを偶然みつけたことから、小6の仲良し男子が事件解決に動き出す。結果的には「やせ薬」と称したデザイナーズ・ドラッグが保護者や生徒の間で出回っているという、子どもの手には余る事件だったのだけれど、その事件に自分の親が絡んでいた男子と、その子のもとへいち早く駆けつける男子との友情が泣かせる。運動会当日の朝から帰宅後まで、プログラム仕立てになっている章立てがおもしろい。しかし、カメラのお作法とか立ち見とか、決まりが多くて今時の運動会はいろいろな意味で大変だぁ。

2013/08/25

のほほん@灯れ松明の火

タイトルから、ほのぼのした話を想像していたのに、おもいっきりのミステリー仕立てでした。子供パートと親パートの2段構えで、子供達が真っ直ぐで友達思いな分、大人達の利己主義なところが よけいに映えていた気がします。立派な犯罪なのに、とっかかりはこんな軽い気持ちからというのが、リアルで、怖かったです。悪いことだと思うんだけどなぁーとちょっと納得いかない終わり方でしたが、優君親子のがんばりで帳消しということで。

2011/11/30

あつひめ

森谷さん初読み。意外なストーリーに面食らったと言うのが正直な感想。子供の元気な歓声があふれる場所でミステリー?この組み合わせで作品を練っていく森谷さんの脳みその中を想像する。子供たちの謎解きもどきを追いかけるように石田パパの謎解き。やはり子供には見えない部分をちゃんと大人が補ってストーリーは展開していく。怪メールやキラキラビーズのピルケースなど事件を発展させるための小道具がいろいろ出されているけど、今一つ不完全なような…。でも不思議と次はどうなるの?という興味がわいてきちゃう作品でもあった。他も読みたい。

2011/10/05

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