KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

トラップ

トラップ

トラップ

作家
相場英雄
出版社
双葉社
発売日
2014-01-21
ISBN
9784575238457
amazonで購入する Kindle版を購入する

トラップ / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

サム・ミイラ

時の流れを感じます。あの西澤がいつの間にか部下を持ち事案の司令塔になったり新米キャリアにアドバイスしたりしてます!しかも選挙違反の捜査に駆り出された際には受け入れ先の警部補の嫌がらせに耐えながら、ひたすら努力と工夫を積み重ね結果を出すあたり正直感動しました。しかしこの曲者作家、やってくれます。やはりただでは終わらない。登場人物だけでなく読む者にも自戒の念を想起させる最終話。この苦味がたまりません。短編ながら核となる事件が繋がる長編のような仕上り。前作を超える秀作。次の新展開が楽しみです。

2017/04/13

miww

「ナンバー」の続編。捜査ニ課第三知能犯捜査係の西澤さん、ずいぶん頼もしくなりました。犯人を突き止める事が仕事の一課や三課とは違い、相手を狙い定めてから襲いかかる為の証拠やデータを集める捜査員。同じ組織でも追う犯罪によって別世界。読み応えあります。今回登場のキャリアの小堀もいい。「三知」のメンバーの絆が深みを増し「トラップ」のまさかのラスト、それぞれの場所に散っていく彼らの言葉に「リバース」への期待が膨らむ。

2017/02/06

美登利

「ナンバー」を読んだのが一年前。内容は読みながら少しずつ思い出してました。捜査二課、知能犯を扱う部署の西澤警部補の活躍シリーズ2作目です。企業の贈収賄事件を追い詰めるのは本当に地味で根気のいる捜査なんだなぁ。殺人事件にまで発展しないことも多いから、刑事ドラマにするほどの話題性がないんだね。でも警察官の主な仕事というのはこんな風にコツコツと地道にやっているのでしょう。真藤警部は渋くて男前のイメージですが、私は口の悪い清野警部の方が親しみやすくて好印象です。続きの「リバース」近いうちに読みますよ!

2018/02/19

ダイ@2019.11.2~一時休止

ナンバーその2。連作短編集。西澤も成長してきたなぁと思いきや落とし穴・・・。

2019/06/04

pukupuku

トラップっていうタイトルなんだから、きっとどこかに仕掛けられているんだよね、罠。きっと伏線あるはず、取りこぼさないようにしなきゃって、結構ちゃんと読んだのよ。それなのに…えっ?ページ戻って三度見くらいしたんだけど、きょとん( ・◇・)?全然ぴんときてない。何がダメなの?私の知能では知能犯の捜査の穴が理解できないぞ。あららぁ。まぁ、あんまり細かいとこ気にせず、ナンバー、トリップ、リバースと続けて読めば登場人物の関係性とか人間性、西澤の成長ぶりが見られて面白いと思う。

2018/01/26

感想・レビューをもっと見る