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分かれ道ノストラダムス

分かれ道ノストラダムス

分かれ道ノストラダムス

作家
深緑野分
出版社
双葉社
発売日
2016-09-21
ISBN
9784575239867
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分かれ道ノストラダムス / 感想・レビュー

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starbro

「戦場のコックたち」に続いて深緑野分、二作目です。前作よりもミステリ的要素が多く、楽しめました。学生時代に五島勉のノストラダムスの大予言シリーズを読んだことを想い出しました。実際の1999年は、もう社会人になっていたので、あまり意識せず何となく過ごした気がします。最近の作家はカルトを描きたがるんですネ。個人的にも興味はありますが、カルトが精神性に及ぼす影響が魅力的なのでしょうか?11月はこちらで読了です!

2016/11/30

雪風のねこ@(=´ω`=)

戦場のコックたちに続いて2作目。分かれ道の所在を言及してしまうのは現在に満足しておらず、後悔がそうさせているからだ。過去を見るよりも、受け止め重ね合わせて生きるより他はない。死は確かに恐ろしいが、誰にも等しく訪れるものだ。豊かな世だから忘れがちだけど、確かに"未来"は実在しない。最後、浅葱に「時間は早送りも巻き戻りもしない」と独白させている。これは犯人が足元を掬われた時間のトリックと強烈な対として描かれている。戦場~の時にも感じたけれど、著者のレトリックなんだなと思う。

2016/11/09

takaC

現実味の薄い話だった。タイトルはこけおどしな感じ。地理感がさっぱり把握できないのもちょっとね。

2017/04/28

スパシーバ@日日是決戦

C (2016年) 仲の良かった中学の同級生の三回忌に出席した際、遺族の祖母から差し出された4冊の日記帳。あの時AではなくBを選択していたら..。人生は1999年、7か月、空から恐怖の大王が来るだろう、アンゴルモアの大王を蘇らせ、マルスの前後に首尾よく支配するために」。ラノベを含め青春ミステリは群雄割拠。そこで頭一つ抜きん出るには読者を魅了する何かが必須。××の頃、家に「大予言」(1973年 訳:五島勉)があり盗み読みした記憶が蘇った! 予言や占いの類いは、後付けで都合の良く改変するから一切信じない!

2016/12/09

だんじろー

満足。予想した展開が、良い意味でいとも簡単に裏切られた。まさかこんな話になるなんて思いもしなかった。頁を繰る手が止まらず、あっという間に読了。ところどころ差し挟まれる、独特な比喩表現はまさに深緑節健在。「こんなに柔らかい形をした夜は久し振りだ」、これにはさすがに痺れた。ラストの研輔とあさぎのやり取りも、微笑ましく感動的だ。キャラ設定もその匙加減が巧みで、読み手の自尊心をほどよく満たしてくれるサービス精神も、さり気なく織り込んでいる。

2016/10/09

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