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追想の探偵

追想の探偵

追想の探偵

作家
月村了衛
出版社
双葉社
発売日
2017-04-19
ISBN
9784575240306
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追想の探偵 / 感想・レビュー

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starbro

月村了衛は、新作中心に読んでいる作家です。著者とほぼ同世代のリアル特撮世代なので、懐かしく楽しく一気読みしました。著作権の問題等で難しいでしょうが、実際の特撮モノの名称が使用されていたら、もっと好かったと思います。但し、『追想の探偵』というタイトルは、本書の内容とギャップがあるので、『特撮の探究者』辺りが適当だったのではないでしょうか?

2017/05/02

しんたろー

月村さんはハードボイルドやアクションが頭に浮かぶが、良い意味でイメージとは真逆の内容…特撮マニア向けの雑誌を創っている主人公・実花が人探しの技を駆使し掲載する写真などの許可を得てゆく6作の短編は、人情とユーモアとノスタルジーに溢れた佳作。『ウルトラQ』や『悪魔くん』で育った私としては、描かれている架空の番組に想いを馳せた。親しみ易いキャラでド派手なシーンもなく「それが私の仕事ですから」の決め台詞も格好いいので、著者には珍しい映像化向きの作品。ミステリには期待せず「お仕事&人情」小説として楽しんで欲しい♪

2019/05/09

おしゃべりメガネ

『機龍警察』、そしてあの『土漠の花』の月村さんが描くテーマが'特撮'な探偵モノの新境地です。コレはコレでありなんだろうなぁと思いますが、どうしてもやっぱりハードなガツガツした感じを期待しがちになってしまう自分がいるので、正直本作は若干スルー気味でした。月村さんが書きたいように書いた作品でしょうから、それはそれで成立しており、当然なんら問題はないのですが、主人公の女性編集者をはじめ、物語の展開自体も少し地味というか、インパクト薄であまり入り込めなかったです。限られたジャンルの読者にはありなのかもしれません。

2017/06/11

のり

出版社で特撮旬報の編集者・神部実花。幼少から特撮が好きで、数多な作品に精通する強者。目新しい特集を組むために、当時の関係者に取材を申し込むが、行方がわかない人も多数。神部の特技「人探し」が活きる。特撮に関わった人達への敬愛、作品への愛情。仕事に妥協しない姿に感服。ちょくちょく出てくると飛騨さんもナイスキャラ。

2017/08/06

KAZOO

月村さんの機龍警察をはじめとした作品とはかなり異なる分野の探偵モノでした。非常に私は楽しめました。雑誌を作成するに当たって特集を組むのですがその過程で今はおもてには出ていない人を探すケースが出てきます。その探す過程が非常に地道な感じがして私の好みの作品でした。出てくる人は皆いい人ばかりのような感じですが。

2017/11/30

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