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ラジオ・ガガガ

ラジオ・ガガガ

ラジオ・ガガガ

作家
原田ひ香
出版社
双葉社
発売日
2017-05-17
ISBN
9784575240344
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「ラジオ・ガガガ」のおすすめレビュー

人生で大切なことはすべて深夜のラジオが教えてくれた――実在のラジオ番組を題材にした珠玉の短編集『ラジオ・ガガガ』

『ラジオ・ガガガ』(原田ひ香/双葉社)

 アルコ&ピースのラジオ番組が重要な役割を果たす『明るい夜に出かけて』(佐藤多佳子/新潮社)が第30回山本周五郎賞を受賞した。その他にもラジオを題材にした文学は多く、両者の相性は抜群だといえる。「言葉」だけで読者(リスナー)の想像力に訴えかけるという点で共通しているからではないだろうか。

『ラジオ・ガガガ』(原田ひ香/双葉社)も実在のラジオ番組に関係する短編集である。人生の分岐点に差し掛かった年代も性格も違う登場人物たちが、ラジオから思わぬ力をもらうエピソードがつまっている。これだけテレビ番組やインターネットで娯楽があふれている時代で、どうしてラジオ番組はなくならないのか。その答えは本作の中に見つかるだろう。

 老人ホームに入居することになった河西信子は、一人で深夜ラジオの録音を聴く趣味があった。特にお気に入りのパーソナリティは伊集院光。周囲に心を閉ざし生きている信子だが、伊集院の言葉にだけは絶大な信頼を置いている。火曜日の一番の楽しみは、『伊集院光の深夜の馬鹿力』に一人耳を傾けることだ。信子の孤独と、ラジオを…

2017/11/3

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ラジオ・ガガガ / 感想・レビュー

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yoshida

ラジオにまつわる短編集。「昔の相方」、「音にならないラジオ」が印象的。「昔の相方」での売れ始めた芸人を友人に持つ夫。その夫を笑い者にして売れようとする芸人の悪意。難事に助け合う夫婦の姿が素敵である。「音にならないラジオ」で、ラジオ局のコンクールに最優秀賞をとるも作品の直しとプロットの没を貰い続ける貴之。向き合わない担当者に業を煮やし、偽名で応募したコンクールで最優秀賞を受賞した貴之は実力を証明するが。登場人物が意識的、もしくは無意識の悪意に晒されながらも立ち上がる姿が素晴らしい。実は硬派な作品集だと思う。

2017/11/19

へくとぱすかる

タイトルと表紙から受けた印象とはちがって、かなり大人の小説。もちろん、どこかでラジオとつながる物語にはなっているが、青春ドラマを期待していたので。もっとも最近の若い世代は、ラジオをさほど聴かないかも。短編ごとに展開される人生模様が、たとえハッピーエンドでも、途中がかなり辛そう。一般小説をあまり読まないのだが、そういう暗さが私の苦手とする点なのかも。

2017/11/13

おしゃべりメガネ

地味にしっかりと読み続けている原田さん作品で、そもそも図書館や書店なんかに行くと、その名前の並びからマハさんの隣でよく見かけることがキッカケでした。『東京〜』での不思議な作風にすっかり魅せられ、他の作品も手にとるようになりました。ひ香さんのどこか影のある人物達の何げない言動が魅力ですが、本作はそういう陰めいた感じが控えめだったのは評価が分かれるトコかもしれませんね。本作は決してキライではありませんが、個人的にはやっぱりドコかちょっとひねくれて陰のある作風や人物のひ香さん作品が読みたかったのかもしれません。

2017/06/23

いつでも母さん

短編6作。『人生で大切なことはすべて深夜のラジオがおしえてくれた』とまでは思わないが、学生の時は深夜ラジオを、今は朝から夕方までラジオが共にある。時には懐かしい曲が聴こえたり、リスナーのメールや葉書の話に涙したり、笑って読書の手が止まることもあったりする。邪魔にならないように音量は小さ目だが・・そう、私はラジオが好きなのだ!(笑)なので、楽しく読んだ。『三匹の子豚たち』が近い将来の自分の姿にも思えて、切なくも楽しく読んだ。

2017/07/15

takaC

つまらなくはなかったけど、生粋のラジオっ子な自分にはちょっと物足りなかったな。

2017/09/12

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