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ガラスの殺意

ガラスの殺意

ガラスの殺意

作家
秋吉理香子
出版社
双葉社
発売日
2018-08-21
ISBN
9784575241129
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ガラスの殺意 / 感想・レビュー

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starbro

秋吉 理香子は、新作中心に読んでいる作家です。著者版、リアル『掟上 今日子』、今回はイヤミス度が低いラブ・ミステリでした。いずれにしても、不幸がテンコ盛りの大変可哀相な主人公です。

2018/09/20

ウッディ

事故に遭い、脳機能障害を負った為、数十分しか記憶が続かない真由子から、自ら人を刺し殺したという通報があった。相手は両親を殺害した殺人犯、彼女に犯行は可能なのか?記憶が保てないと、自分が今どこにいるのかもわからず、目の前の人が自分の敵か見方かもわからない。目撃者もない真由子の犯罪をどのように立証するのか興味を持ったが、そこはスッキリしなかった。むしろ真由子にとって誰が敵で誰が見方かが話の中心だった。認知症の母を抱える刑事の記憶障害の真由子への想いも重苦しい感じでした。

2019/03/21

青乃108号

事故により記憶障害を負った麻由子。冒頭から血を流した男が倒れている。麻由子は血のついた包丁を握っており自ら警察に通報する 。主役が記憶障害の場合、作家は楽だろうな。殺人現場に居たにも関わらず、本人が記憶を失くしてしまう為、核心の部分をどうにでも誤魔化して書けるのだから。麻由子が1人称で語るパートは何度も「ここは何処私は誰」の状態になってしまう事に若干ストレスを感じた。とは言え総じては好印象を持てた作品。物語は二転三転し終幕、海辺で夫と最期の時間を過ごす麻由子の描写が切なくも美しく胸を打つ。

2023/03/14

しんたろー

秋吉さん初読み。ある事件で20分しか記憶維持できない女性・麻由子が殺人を犯す…本当に彼女が犯人なのか?刑事・優香が真相を追うと…。二人の女性の視点で話が進んで行く構成はスリリングでドキドキ…麻由子目線は記憶障害の恐ろしさを疑似体験できるし、優香は認知症の母を介護できない苦悩を抱えているので、共感しつつ自分の家族に想いを馳せた。ミステリとしては重要人物、ある二人の動機が強引に感じたり、伏線がアンフェアに感じる点もあるが、サスペンスとしては堪能できるテーマと思えた。そして、純愛が切なく響く余韻も素敵だった💛

2018/12/27

うっちー

ミステリーと恋愛ものの二本立ても、どちらもやや消化不良

2018/09/24

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