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カッコウの微笑み

カッコウの微笑み

カッコウの微笑み

作家
福田和代
出版社
双葉社
発売日
2019-09-18
ISBN
9784575242072
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カッコウの微笑み / 感想・レビュー

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いつでも母さん

ハッカーがかたき討ちをする背後にある本当の悪・・なんだかこのような作品を読むと、本当に起きていても不思議では無くて、下々の人間が知らない闇がどんだけ渦巻いているのか?って気持ちにさせられる。どうか小説の中のことだけでありますように・・老いた実の父親の姿は異母兄弟の二人には何ということもなく、あれから後の環境が今のそれぞれを構築しているのだと。ちょっと切なく読んだ。

2019/10/27

モルク

父親のDVにより「あいつ」のようにはならないと固く心に誓った太一。親のネグレクトで祖父待野の元で育った理穂子。太一は待野の依頼のもとハッカーとして仕事をしていたが、製薬会社のデータを渡したあと待野は不審な交通事故死をとげる。真相を追及しようとする太一そして理穂子のもとにも黒い影が迫る。異母弟みっちゃんの危機、そして仲間たちと、スリリングな展開だった。何度も危険な目に会いながらも巨悪の正体と闘うのは痛快。最後まで読んで「カッコウ」の意味を知る。

2020/03/01

ゆみねこ

ハッカーの太一と、大きな権力のせめぎあい。ろくでもない父親と異母兄弟。ネタバレになるので詳しくは書かないけれど、ストーリー展開が面白くて一気に読了。

2019/10/24

夜長月🌙@5/19文学フリマQ38

製薬会社の薬害事件に発展しそうな案件にハッカーと厚生労働省が絡んでいきます。安易な副作用隠しなどではない所はよく薬害を勉強されています。副作用は広く使われるほどより明らかになるので隠して結局得るところはありません。厚生労働省と医薬品医療機器総合機構を共に登場させてそれぞれの役割を明確にしているのも小説としては珍しいです。

2021/03/12

いたろう

ハッキングや不法侵入で、情報を盗むことを仕事にしている太一。家族に恵まれなかった太一にとって、親のような存在であり、仕事を回してくれるパートナーであり、年の離れた恋人・理穂子の祖父である待野が、ひき逃げにあって亡くなった。これは、ひき逃げを装った殺人なのか。待野は深夜の街で何をしていたのか。待野の遺したものから真相に迫ろうとする太一だったが、事態は急速に展開する。脛に傷を持つ身で、警察を頼れないダークヒーローが戦う相手の正体は? ITを駆使した謎解き、手に汗握る展開は、さすが福田さん。今作も安定の面白さ。

2019/12/22

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