読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

隅田川心中

隅田川心中

隅田川心中

作家
赤松利市
出版社
双葉社
発売日
2021-02-17
ISBN
9784575243765
amazonで購入する Kindle版を購入する

隅田川心中 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

しんたろー

赤松さんが純愛小説を書いたというので興味津々で読んだ…なるほど、赤松流の純愛かも知れないが、初老男の妄想話とも言える独特な内容…64歳の大隅が娘ほど歳の離れた咲子に惚れ、咲子に寄生する父親と食い物にするワル爺に翻弄される大隅の姿が愚かで馬鹿馬鹿しい。だが、世代が近い身としては哀愁に似た共感さえ覚える。純愛を気取る大隅に突っ込みを入れる語り部が作者の「照れ」とも思え可笑しかった。エログロも健在でブラックな喜劇として面白くはあるが『鯖』『らんちう』の頃の「痺れるような猛毒」が薄まって感じるのは私だけだろうか?

2021/04/18

とん大西

歪な純愛…肯定的にとらえるなら、そんな表現もあるかもしれない。だけどもそれにしても、愚かで浅ましくて情けなくて世間知らずで…。うらぶれた街角で互いの傷をなめ合うように抱擁する男と女。そしてタイトルは隅田川心中。ついつい叙情的な破滅を想起しましたが、自ら堕ちていく男と生臭い扇情的描写が悪目立ちする展開に終始嫌悪感がつきまといました。媚びず容赦せず-といったところは赤松節のなせるワザでしょうが…今回は読み味が空回りかな( ´△`)

2021/04/04

おしゃべりメガネ

いや、しんどかったです、とにかく読了しましたが。決して辛口ではない前置きですが、他の赤松さん作品とは全く別物と思って読んでいただけたらと。64歳の男と32歳の女性のある意味ピュアな恋愛物語ですが、とにかく出てくる人物がクズすぎます。性描写は赤松さんワールドですが、それ以外はどうしてしまったのか、ちょっとレベルがキツかったです。これまでの作品は他の作品では得難いインパクト、パンチがありましたが、本作にはそれほどのモノはなかったかなと。後半はとにかく字を追うコトに集中して、半ば無理矢理?読了した感じです。

2021/05/05

のぶ

この本は女性にはちょっとお勧めできませんね。赤松さんは今までの著書でも、上品な作品を出している訳ではないが、内容以前にエログロ描写が激しく、一種の官能小説を読んでいる感覚になった。本作の主人公は、浅草で働く大隅一郎。喫茶店の店主、小川からアルバイトの咲子を紹介されたのが出会い。一郎は咲子から「借金返済のために愛人にしてほしい」と頼まれる。そこから先は恋愛地獄のような世界が展開する。これが赤松流の純愛の世界なのか?ストーリーは読ませるが、自分にはちょっと付いて生きづらい一冊だった。

2021/03/03

ひらちゃん

なんなんだ。大隅一郎64歳。娘のような咲子に純愛ですか?それにしては生々しすぎて。この歳まで何を学んでたんだか、このオッサンは。脇が甘いし、阿呆だし、考えなしだし。ぜーんぶ裏目に出たみたいに思ってるようだけど、自分で選んじゃってるからね。ホントのとこ咲子に騙されたんだろか。それとも咲子も、なのか。もう、最初から心中って思って読んでるからいいけど、そうじゃなけりゃやってらんないわ。エログロで昭和っぽくてまさに赤松作品って感じでした。

2021/04/12

感想・レビューをもっと見る