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維新の終曲

維新の終曲

維新の終曲

作家
岡田秀文
出版社
双葉社
発売日
2022-03-17
ISBN
9784575244991
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維新の終曲 / 感想・レビュー

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麦ちゃんの下僕

これまでの岡田さんの作品は、中世~近世の“歴史小説”/明治~昭和の“ミステリー”という2つのジャンルに大別することができますが…この作品は幕末~明治を舞台にした“歴史小説”であり“ミステリー”でもあるという、集大成かつ新境地の作品になっています。主人公は2人…奇兵隊出身で山口県庁で働く卓介と、旧幕臣でありながら初代山口県令(=県知事)となった中野梧一。第一章&第二章は2人が出会うまでの各々の“闘い”の過程を描く歴史小説、第三章は経済界に転身した中野の周囲で起きる経済事件を描く“ミステリー”という構成に↓

2023/09/10

サケ太

興味深い。奇兵隊士。幕臣。二人の運命は、別々の場所から始まり、やがて交わる。歴史的な事件の中で翻弄される人々。それぞれの人生の対比が面白かった。

2022/04/01

エル

元奇兵隊の卓介と元旗本の中野梧一。かつて敵同士だった二人は維新後の新しい時代に翻弄されていく。密偵だらけでもはや誰が誰の密偵なのか分かりづらい。かたや憎しみを削ぎ落として安泰な生活に辿り着いた卓介にくらべ、商人となり富を求めてかけずり回り最後には自害?した中野梧一の人生の対比がすごい。

2022/04/22

あいべきん

思ってたよりは面白かった。ただ後半の畳み掛けが分からんw 全くついて行けんw でも、戦争ってこういうことなのかな。実際には動かずとも、先の先を読んで化かしあう的な。

2023/05/01

mitsuru1

元農民の奇兵隊士と函館で捕われた幕臣、維新の動乱が二人の運命を翻弄しそして。いや中野梧一って名前は何となく記憶にある様な気もしましたが、こんな方だったのですね、いや明治は面白い時代だったんね。

2022/04/26

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