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予感(ある日、どこかのだれかから電話が)

予感(ある日、どこかのだれかから電話が)

予感(ある日、どこかのだれかから電話が)

作家
清水杜氏彦
出版社
双葉社
発売日
2022-06-22
ISBN
9784575245325
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予感(ある日、どこかのだれかから電話が) / 感想・レビュー

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ひらちゃん

入れ子構造ってこういうことか。なかなか本筋がわからず苦戦しましたが伏線は無事回収。作品の中の作品の中の作品の…。ああ、こんがらがったわ。

2022/07/21

うまる

入れ子構造だから心して読みなさい!って感じの帯があるのに、真相が全然よめませんでした。最後の章で色々腑に落ちるのが面白かったです。最初のメグの事とかスイートルームの事とか、作中作以外の伏線にもなるほどと思いました。描写が素敵なので、淡々と進む中でも読みどころがあると思いますが、起伏がないので退屈に感じるかもしれません。幻想的で年代や場所もぼやっとしていて、どこまでが虚構かわからない雰囲気が、入れ子ものにマッチしていて良いなと思いました。読み手を選びそうなので人にすすめはしないけど、好きな作品です。

2022/09/20

rosetta

★★★✮‪☆中身はしっかりミステリなんだけど装いはどことなく寓話めいた話。義父と不和で高校をやめて湖畔のホテルの倉庫で住み込みで働くノア。あとから入ってきたララはオーナーに贔屓され客室を与えられている。ノアはララがどこかの誰かに不幸が訪れると予言の電話をかけているのを盗み聞く。隣家の老婆の家に放火して立ち退かせようとする小説家の話が作中作として差し挟まれる。さらにその話も入れ子細工になっていて… 行方のない若者達の姿が静かな絶望感を醸し出すが抜け出せない筈がないと望む。比喩の選び方が若い頃の村上春樹っぽい

2022/07/30

kum

入れ子構造ミステリー…なるほど。自身のキャリアのために罪を犯す人、法で裁かれない犯人に罰を与えようとする人などが複雑に絡んで途中何度か混乱するも、なんとか読了。「ねえ。いやな予感がするの。」という電話はそういうことだったのか。ゆっくりとコーヒーを淹れながら「なにもかもはこんな具合にしか進まないのだろう。みんなにとっての正しいものはそこここに正解が落ちている。しかし自分にとっての正しいものは手探りでしか見つからない」と思うララの言葉そのままのような物語だった。

2022/07/17

ゆうほ

少女と予感、男と犯罪、作家と犯罪小説の3つの物語、それぞれの関係性は。帯には大々的に入子構造×ミステリーと。面白くないことはないのだが、読後感はう〜ん。読みやすく楽しめたのだけど、不思議な読書時間でした。

2022/12/06

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