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腹を割ったら血が出るだけさ

腹を割ったら血が出るだけさ

腹を割ったら血が出るだけさ

作家
住野よる
出版社
双葉社
発売日
2022-07-27
ISBN
9784575245431
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“闇”を栄養に変える2人が生み出す物語! 声優・悠木碧『キメラプロジェクト:ゼロ』×住野よる『腹を割ったら血が出るだけさ』対談

『キメラプロジェクト:ゼロ』(悠木碧/キメラプロジェクト:原作、ひつじロボ:漫画/双葉社)

『腹を割ったら血が出るだけさ』(住野よる/双葉社)

 声優として活躍する悠木碧さんが企画・原案・キャラクターデザインを担当する「YUKI×AOI キメラプロジェクト」。同プロジェクトから誕生した漫画『キメラプロジェクト:ゼロ』(双葉社)が、9月12日に刊行された。悠木さんがシナリオを、ひつじロボさんが漫画を担当した本作は、人間が発する言葉の力をエネルギーにする生き物「キメリオ」たちを主役にした、可愛らしさと怖さが交ざり合う“闇甘”ファンタジーだ。

 その悠木さんとかねてより作品上で浅からぬ縁をもつのが、大ヒットを記録した『君の膵臓をたべたい』でデビュー以降、数々の人気作を生み出し、7月27日に最新作『腹を割ったら血が出るだけさ(通称:ハラワタ)』(双葉社)が刊行されたばかりの作家・住野よるさん。

 互いの作品を愛好し合うお二人の、初めてとなる対談がこのたび実現。それぞれの最新作誕生の背景から双方の作品への思い入れまで、深く語っていただいた。

(取材・文=嵯峨景子…

2022/9/29

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“秋の植物三部作”『腹を割ったら血が出るだけさ(ハラワタ)』住野よる「 読者さんが一人でいる時、小説を通して一緒に遊びたい」

『腹を割ったら血が出るだけさ』(住野よる/双葉社)

 実写映画化もされ、大ヒットを記録した『君の膵臓をたべたい』でデビューし、以降、数々の人気作を生み出してきた住野よるさん。その作品に共通する点があるとすれば、それは「青春時代の痛み」と呼べるかもしれない。住野さんが描くキャラクターたちは器用には生きられず、ままならない現実のなかをひた走る。ときにはその姿が痛々しくも映るが、決してそれを馬鹿にはできない。だってそこに描かれているのは、10代の頃の自分自身そのものだから。

 誰もが経験した痛みを、リアルに描き出す。住野よるとはそういう作家だ。

 そんな住野さんの最新作が発売される。タイトルは『腹を割ったら血が出るだけさ』(双葉社)。やや不穏さを漂わせるが、本作で描かれるのは「愛されること」ばかりを追い求め、そんな自分に嫌気が差し、「死にたい」と願う高校生・茜寧の姿。一見、充実しているものの、偽りの自分に雁字搦めになっている茜寧の生きづらさは、なかなか周囲に理解してもらえない。しかし、ある日、愛読する小説のキャラクター〈あい〉とそっくりな人物に出会い、茜寧…

2022/7/27

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腹を割ったら血が出るだけさ / 感想・レビュー

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starbro

住野 よるは、全作読んでいる作家です。『君の膵臓をたべたい』に匹敵するようなタイトルなので、期待して読んだのですが、タイトル倒れでした。 タイトルと内容もあっていない気がします・・・ https://fr.futabasha.co.jp/special/harawata/

2022/08/16

美紀ちゃん

表紙がキレイ。 「愛されたい」にとらわれる茜寧。 「少女のマーチ」という小説に出てくる登場 人物にそっくりだと思い知り合いになった逢。 男だけど美しくて女装している。 アイドルグループの樹里亜。 樹里亜と逢は、一緒に暮らしてたの? 半分以上読んでも、ちょっとわからない。 何度も読むのをやめようと思った。 頑張って最後まで読んだ。 自殺願望のある女子高生の心理。 そう思っていなかったが、樹里亜に言われ、 気になり茜寧を探す逢。 見つかって本当に良かった。 もう読まないと思う。

2022/08/15

まあか

私も、小・中・高と、人に好かれたくて、嫌われるのが怖くて、必死に相手の望む自分を意識して作り出していたところがあるので、茜寧の気持ちが痛いほど分かった。自分らしく、の自分がそもそもなくて、わからなくて、自意識過剰だが、人にどう思われるか、が気になりすぎて、素の自分が上手く出せない。もはや自分は何なのか、何のために生きているのか、自分を見失い、死にたくなったりした。だから、自然と自分を出せてしまう逢のような人には強く憧れるけど、自分は同じように振る舞えないことも分かっている。あー!なんだこの小説!!

2022/10/21

ガチャ

ただ人から愛されたいと願う女子高生の茜寧は 自分を偽って生きている。 趣味も好みも言葉もしぐさも表情も、誰かの視線があれば、愛されたいの監視下で表してしまうのだ。そんな彼女が「少女のマーチ」という小説に感化され、どこかで自分を理解し、受け入れてくれる人間が存在するのでは?と思い続けて出会ったのがアイ。 自分らしく生きているアイに出会って、 物語になぞらえるよう行動に移した茜寧は。 常に作った自分でいなければいけないのが辛いしそれを認められないことも。 いつか自分自身としてこの世界と向き合えますように。

2022/09/23

遥かなる想い

著者お得意の青春群像劇である。 小説に登場する〈あい〉にそっくりな 美青年宇川逢と 女子高校生糸林茜蜜の 交流が いかにも青春で 心地良い。 『少女のマーチ』の世界と現実の世界 …少女は最後に何を選択するのか? 初々し過ぎる青春の物語だった。

2023/05/23

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