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夢の中の魚 (双葉文庫 ご 4-3)

夢の中の魚 (双葉文庫 ご 4-3)

夢の中の魚 (双葉文庫 ご 4-3)

作家
五條瑛
出版社
双葉社
発売日
2005-10-01
ISBN
9784575510362
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夢の中の魚 (双葉文庫 ご 4-3) / 感想・レビュー

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kei302

読書メーターさま、五條瑛アーカイブさんが登録したASIN:B0B8BQBSD5では検出されません。どうなっているのでしょうか? 2000年に集英社から出た『夢の中の魚』(のちに双葉社で文庫化)絶版となっている作品の電子書籍化より「GAILA」鉱物シリーズ外伝。韓国の情報員:洪と相棒のパクが主人公の諜報もの。印象的な作品だったので覚えている。自衛隊、ワキが甘過ぎです。

2022/08/09

Yuki

鉱物シリーズ番外編。新聞記者でありスパイの洪敏成と過去に謎のある男・パクが真の相棒になるまでのバディものとして、また日韓の漁業協定をめぐるスパイ小説としての楽しみがある連作短編集。普通なら取るに足らないと読み飛ばしたり見逃したりするような些細な文書や映像、写真から砂金のように有利な情報を掬い出すシーンは、シリーズを通して語られる「情報は金」という言葉をより印象づけてくれる。またこういう不用意な情報の塊が今も日本のあちこちに無数にあって、それを日々拾っているスパイはいるんだろうなと想像する。

2019/09/20

Rin

番外編でも十分な面白さ!本来の主役は脇に徹していましたが、しっかりと存在感がありました。そしてこの本の主人公たちや、かかわってくる人々。それぞれがいい味を出し、彼らの今後も気になってしまい、これだけで終わるのはもったいなく感じました。そして漁業権問題や、情報の重要性。私たち一人ひとりがしっかりと、考えなければいけない問題も投げかけられており、さすが五條さんと思わずにはいられません。

2014/06/07

紅羽

再読。久しぶりに鉱物シリーズが読みたくなって探していたら、この本が見つかりました。この洪のスピンオフはいつもと違った洪が見られて結構好きな作品です。

2013/12/30

RIN

一編一編考え込みながら読んだ為、読了までに時間が掛かった。アジア諸国の関係は複雑だ。下手に血が近い分、同族嫌悪にも似た負の感情に支配されやすい。死ぬ程気の合わない親兄弟みたいなものかもしれない。洪もパクも嫌いじゃ無いのに、素直に彼らの活躍を受け入れられなかった。韓国国家情報部に属する洪とその相棒で在日三世のパク。彼らが愛する祖国に尽くす時、それはこの国の何処かで損失が発生した事を意味する。フィクションに苛立っても仕方がないが、せめて愛する自国の不利益になる様な馬鹿げた真似は避けたいと思う。

2021/06/04

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