KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

銀行仕置人 (双葉文庫 い 35-2)

銀行仕置人 (双葉文庫 い 35-2)

銀行仕置人 (双葉文庫 い 35-2)

作家
池井戸潤
出版社
双葉社
発売日
2008-01-20
ISBN
9784575511796
amazonで購入する

銀行仕置人 (双葉文庫 い 35-2) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

W-G

この頃からすでに、読みやすい文体や、スパッと割りきったような、わかりやすい勧善懲悪の作風は確立されている。反面、人物造形に派手さがなく、後のシリーズ物のような熱血感が薄いので、ストーリーのひねりのなさがそのまま露呈され、作品単体で見れば単調で、地味な部類に入るだろう。ヒット作が生まれ、長くキャリアを積んだ流れの中に置いてはじめて「これも、まぁアリ」となるタイプの一冊。一本道な展開以外は、際立って悪いところも見当たらず、著者独壇場の、銀行舞台のサスペンスはきちんと楽しめる。

2022/05/07

射手座の天使あきちゃん

「まいど!」と叫びたくなるような定番お仕事小説の安定感と爽快感(笑) それにしても銀行ってどこまで伏魔殿なんでしょうか!? 派閥争いと鉄面皮や人非人(にんぴにん)の上司ばかり 安心してお金預けてられないよ、って預けるお金は無いけど心配になりますよ! <(^_^; この作品は間違いなく娯楽小説でしょうね(笑)

2014/02/22

夢追人009

名作時代劇「必殺仕置人」を現代社会に再現した見事なタイトル「銀行仕置人」だと思える池井戸潤さんの傑作です。黒部次長は自らの落ち度ではないのにエリートコースから落ちて人事部の座敷牢の閑職に追いやられながらも蔑みの言葉にも耐えて毅然とした態度を崩さずここぞという勝負所ではズバリと悪党どもに斬り込むというもう男の私でも惚れ惚れとするカッコ良さですね。対するに立花・佐伯・阿木・山本・諸井・闇金の鉄砲玉の何て性根の腐った恐ろしい奴らでしょう。でも本書を読んで自己中にならずに常に誠実であらねばと深く反省もしましたね。

2019/09/13

るーしあ

まさに半沢直樹の世界。あのシリーズが好きな方には躊躇無くオススメできる。連続短篇だが各編読み応えも申し分なくラストも爽快。さすが池井戸潤。今回も安定感は抜群だ。ただしこの手の池井戸作品は立て続けに読むと食傷気味になる。他の作家、あるいは池井戸潤の銀行以外を舞台にした作品を合間に挟むと、よりこの作品の面白みが増すのではないだろうか。私がしばらく池井戸作品から遠ざかっていたから余計にそう思えるのかもしれない。

2015/07/24

ダイ@2019.11.2~一時休止

池井戸さんらしい話なんだけど、らしくない事件が後半におきる。でも最後は予定通りで楽しめる。

2014/07/08

感想・レビューをもっと見る