KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

クリスマス黙示録(双葉文庫) (双葉文庫 た 15-3)

クリスマス黙示録(双葉文庫) (双葉文庫 た 15-3)

クリスマス黙示録(双葉文庫) (双葉文庫 た 15-3)

作家
多島斗志之
出版社
双葉社
発売日
2009-12-10
ISBN
9784575513233
amazonで購入する

クリスマス黙示録(双葉文庫) (双葉文庫 た 15-3) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

chiru

『リメンバー・パールハーバー』でエキサイトする12月のアメリカで起きた悲劇。日本人留学生が、絡んできた米国少年を轢き殺した事件。“絡んだ少年(米)”と“殺した留学生(日本)”のどちらが悪いのか…。その構図を真珠湾攻撃に置き換えるという、生々しいほどのリアルさ。反日感情の波はやがて、復讐を誓う少年の母親の援護射撃となっていく。もしクリスマスに起きた事件じゃなかったら…“少年の母親の手”を“命を奪う手”にせずに済んだかもしれないのが、せつない。説得力と余韻を持たせ、最後は清々しさまで味わえた傑作。★4

2019/12/27

goro@80.7

【クリスマス読書会】ワシントンDCで交通事故により死亡した息子の復讐に駆られる警察官の母。加害者となってしまった日本人カオリと警護に当たる日系FBI捜査官タミ。エコノミックアニマルと呼ばれ嫌われてる日本人の世相も反映して物語は進む。ラストは山荘を舞台になるけど、クリスマスの黙示はそこだったのかと決着でした。

2021/12/21

森オサム

クリスマスシーズンにそれらしい物を読もうと、積読から選んだ1冊。舞台は30年前のアメリカ。バブル絶頂期の金持ち日本人は、アメリカ人からは嫌われてたんだね。しかも12月にはパールハーバーを思い出すみたいで、なかなかのバッシング振り。主人公は日系FBI捜査官で、息子を亡くした母親が復讐しようと日本人留学生に襲い掛かる所を、保護し戦う事になります。登場人物はほぼアメリカ人で、翻訳ものを読んでいる様な感じ。サスペンスとして悪くなかったとは思うけど、クリスマス感はゼロで、タイトルは詐欺じゃねーか?、と残念(笑)。

2020/12/23

きっしぃ

クリスマスなので、それらしいものを読もうと積読の中から発掘。他にこの本をクリスマスに読む人はいるだろうか。12月のアメリカで日本人女性がアメリカ人の男の子を車で轢いて殺してしまう事件が起きる。パールハーバーによる日本人への反感、殺された男の子の母親の復讐心。12月のアメリカ怖い…。迫り来る母親の狂気にハラハラしたけど、最後はなんだか呆気ないような…。クリスマス感はほぼなかった(笑)

2016/12/24

チアモン

映像化したらとても面白いと思った。とても臨場感が溢れてハラハラドキドキが止まらなかった。でも、ラストはちょっとあっけなかったかな。他の作品も積読しているので早めに読んで行きたい。

2018/09/14

感想・レビューをもっと見る