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告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

作家
湊かなえ
出版社
双葉社
発売日
2010-04-08
ISBN
9784575513448
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橋本愛が12年ぶりに『告白』と”再会”。限定特装版&Audible配信記念・湊かなえ×橋本愛対談

 文庫だけで300万部を突破し、海外でも高く評価されている湊かなえさんのデビュー作『告白』。『呪術廻戦』著者・芥見下々さんの描き下ろしイラストによる限定幅広帯バージョンや、国内初となる特殊装丁の豪華限定本が発売され、刊行から15年経った今も、注目を集める作品だ。さらに3月22日には、映画『告白』にも出演した俳優・橋本愛さんの朗読で、Amazon Audibleも配信される。これを記念して、橋本さんと湊さんの対談を行った。

(取材・文=立花もも 撮影=干川修)

橋本愛さん(以下、橋本) Audibleをきっかけに改めて『告白』に触れて、美月をもう一度演じたくなりました。学校では委員長のまじめなタイプだけど、プライベートではパンキッシュな服装をして自己表現している彼女は、内側に矛盾と孤独を抱えている。そんな彼女が、修哉とのやりとりにどれほどの救いを感じていたのか、痛切に感じることができて、今ならもっとこういう表現ができるのに……と。だから、美月視点の第二章を朗読するときが、いちばん詰まることが多かったですね。

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【ステイホーム週間】“最恐イヤミス小説”5選

新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛が続く中、ダ・ヴィンチニュースがおすすめする「おうち時間充実!」のための読書・エンタメをお届けします。STAY HOME週間も本・エンタメで楽しく充実させましょう! 《以下の記事は(2019年4月)の再配信記事です。掲載している情報は2019年4月時点のものとなります》

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『グロテスク』(桐野夏生/文藝春秋)

『グロテスク』(桐野夏生/文藝春秋)は1997年に起きた「東電OL殺人事件」をモチーフにしており、女性が抱く“美への執着心”を巧みに表現…

2020/4/30

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告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

起と結を教師の森口悠子に語らせ、中間部の4章を関係者のそれぞれに語らせるという手法は大いに成功しているといってよい。実にドラマティックな展開だ。これが作家のデビュー作のようだが、水面に落とされた小さな石が、やがて波紋を次々と、しかも大きく広げてゆくという作品の構想は、作家が温めてきたアイディアを活かすべく熟慮したことの結果を思わせる。湊かなえ氏の小説は『贖罪』に次いでまだ2作目だが、懸念するのは本作が処女作にして、作家の最高傑作とならないことを願うばかり。湊かなえ作品の愛読者の皆様、どうなんでしょうね。

2018/06/08

どんふぁん

2019年5月2日読了。怖い怖い怖い!怖すぎて途中休憩挟んだぐらい怖かった。森口先生が怖すぎる。そしてこんな怖いこと考えてる14歳たちも怖すぎる。すいません、語彙力なくて。それぐらいただただ怖かったです。2009年本屋大賞も頷けました。湊かなえさん初読みだったけど、スピード感を持って読むことの出来る書き方されてました。次はもうちょっと怖くないの読みたいです。

2019/05/02

HIRO1970

⭐️⭐️⭐️レビューが多いので読んでみました。湊さんはお初です。理屈っぽくて理詰めで筋は通っていますが、全て頭の中だけで作っているような感じで、言葉に間がなくて気詰まりしたような文章に読めて正直余り馴染めませんでした。私には不向きなタイプの作家さんでした。目には目を歯には歯を地で行く復讐法の世界で韓流ドラマの様にやたらめったら人が死にます。お好きな方はどうぞ。

2016/04/18

風眠

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2015/06/06

射手座の天使あきちゃん

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