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ばんちゃんがいた (双葉文庫)

ばんちゃんがいた (双葉文庫)

ばんちゃんがいた (双葉文庫)

作家
朝比奈あすか
出版社
双葉社
発売日
2017-02-16
ISBN
9784575519693
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ばんちゃんがいた (双葉文庫) / 感想・レビュー

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かおりん

BANG!BANG!BANG!の改題、文庫化だった。何だか読んだことあると思った。前回読んだときはいまいちのめり込めなかったけど、登場人物の心理描写と癖のある各々の心のうちややり取りにヒリヒリさせられる。自分から見た目と、他人からの見方は違っていて、自己中心的な所は少なからず自分にも当てはまっていて考えさせられた。解説がまた見事。自意識や承認欲求が厄介なほう、厄介なほうへと引きずり込もうとする。いろんな思いを昇華しながら大人になっていくんだなぁと改めて思った。

2020/07/14

メルル

いじめとネットの噂。そして事故。ばんちゃんの親友太一の物語「あいつと俺」。ばんちゃんが好きだった女の子梢の十年後の物語「トン骨とジュリアン」。「あいつと俺」を読んだ時にあまり感じなかったばんちゃんの存在が「トン骨とジュリアン」を読んだ後から圧倒的な存在感を放った。そこには、ばんちゃんがいた。ライラの冒険から生み出したダイモンルール。自分の心を守る。とても大切なことだと思う。ばんちゃんに相談すれば優しさと温かさに包まれるような気がする。

2017/04/14

coco夏ko10角

大晦日の夜に死んだ親友のばんちゃん。『あいつと俺』より『トン骨とジュリアン』の方がばんちゃんの「人」が見えた気がする。読了前と後で表紙の印象が。解説に奥田由希子さん。 単行本タイトル『BANG! BANG! BANG!』

2017/12/02

KAN

とてもおもしろかった。でも内容は少し重い。前半と10年後の後半のギャップがなかなか考えさせられる

2017/12/28

のりすけ

ものすごく温かい気持ちになれる小説。自分の心を守るのは自分。それは大事なことだけど、実行できてる人は少ない気がする。誰かに守ってもらうんじゃなく、自分で守る。そうすることで他者への「優しさ」も生まれてくるのではないかしらん。既婚不倫男と、その妻が怖かった。こういう人、ヤダ…。

2019/02/06

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