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むすびや (双葉文庫)

むすびや (双葉文庫)

むすびや (双葉文庫)

作家
穂高明
出版社
双葉社
発売日
2017-03-16
ISBN
9784575519778
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むすびや (双葉文庫) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

やっぱり抜群の安定感とほっこり感を綴る穂高さんの作品です。個人的には森沢明夫さんや原田マハさん、瀬尾まいこさんクラスのヒューマニティに位置すると言っても過言ではないと思っている実力派な作家さんです。就職活動に失敗し、実家が営むおにぎり(おむすび)屋さんを手伝い始めた主人公「結(ゆい)」が、困惑しながらも両親や幼馴染み、友人に助けられ、成長していく流れはやはりグッときます。とにかく、当たり前ですが終始『おにぎり』の話なので、ずっとお腹がグーグー、生唾がノンストップなココロもカラダも温まるステキな作品でした。

2017/03/31

しんごろ

実家のおむすび屋を手伝う話!コンプレックスの固まりやら気が弱い感じ主人公・結(ゆい)の成長に、読んでて素直に頑張れ!と後押しして、自分も結のそばで成長を見守りたくなる、そんな温かくなれる話ですね。そして結のまわりにいる幼なじみの友達、商店街の人達の優しさ、絆にも、温かみがあってほっこりします。自分も「むすびや」のある商店街で過ごしたくなりました。でてくるおむすびも美味しそうなんですが、自分は梅干しはまったくダメ!やたらと梅干し出てくるので、それだけは勘弁して~となりました(笑)いい作品に巡りあえました。

2017/05/05

まさきち

古くからの商店街にある『むすびや』というおむすび屋を舞台にした、具材などの名を冠した短編を集めた一冊。それぞれの話で何かが起きるわけでもなく、激しい展開があるわけでもなく淡々とした時間が流れるだけのようではあるけれど、その中で心の中で澱固まっていた部分がほんの少しdake ほぐれていくような感じがして、なんだかあたたかな気分になれました。できれば店の跡取りの結のその後も追っていきたいと思いながらの読了です。

2023/03/18

相田うえお

★★☆☆☆18067 就活で一社からも内定をもらえず両親の経営する『おむすびや』に着いた青年が主人公。セクションによっては別の登場人物目線になる事もあり、作品の幅が広がっています。重い内容もあるのですが『おむすび』を主とした食べ物の話が重さを和らげてくれます。【雑談です】◯梅、昆布、鮭、鶏そぼろ、焼きたらこ、生たらこ、赤飯、おかか、筋子、おむすびの具、甲乙付けがたいですが どれが好き?◯『おむすび』と『おにぎり』違いが分かりますか?『おむすび』は、作り方を示す言葉ではなく神様の名前に由来するらしいですね。

2018/08/18

machi☺︎︎゛

主人公の結は男なのに女の子みたいな結って名前がずっと嫌いだった。実家のおむすび屋も小さい頃からのコンプレックスだった。だけど就職に失敗しておむすび屋で働く事になった結は、今まで知らなかった両親の姿や結という名前に込められた亡き祖母と両親の思いを知る事になる。それで新たな気持ちがうまれてきて、成長していく。おむすび屋のおむすびイートインで食べたーい🍙

2019/11/27

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