読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

復讐屋鳴海慶介の事件簿 (双葉文庫)

復讐屋鳴海慶介の事件簿 (双葉文庫)

復讐屋鳴海慶介の事件簿 (双葉文庫)

作家
原田ひ香
出版社
双葉社
発売日
2018-07-11
ISBN
9784575521306
amazonで購入する Kindle版を購入する

復讐屋鳴海慶介の事件簿 (双葉文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ponpon

復讐屋を営む鳴海のもとに。元・大手企業の秘書だった美菜代が依頼に訪れたところから物語が始まる。復讐の無意味さを納得させる探偵兼カウンセラーといったところか。復讐心に囚われ、果たしたとしても瞬間の快感以外に得るものが無いのも事実。聖書の「復讐するは我にあり」は意味深い言葉だなと思う。どれも良いが3章「なんて素敵な遺産争い」と2章「オーケストラの女」はオチが鮮やか。当初は美菜代をブスや行き遅れと酷評していた鳴海の態度が徐々に変わり、元カレから取り戻しに行くシーンはドラマのよう。続編が無いのは残念。満足の一冊。

2022/07/30

papako

偶然屋から復讐屋へ。楽しめるか?と思いながら読み、結果楽しめたかな。男に利用されて捨てられた主人公美菜代が復讐屋の押しかけ秘書になる。この美菜代が懲りない女で、イライラしたけど、何故か放り出さない復讐屋の成海。『復讐するは我にあり』これは神様が復讐してくれる。という意味だったんだ。話を聞いて調査はするけど何もしない復讐屋。結果、依頼人を救ってくれる。成海の小学校の校長、彼が皆を救ってくれていると言ってもいい。1人を救うことが繋がってるんですね。盗まれた原稿が特に気にいりました。うん、読んで良かった。

2019/02/21

yanae

復讐屋の鳴海と復讐を依頼した美菜代。鳴海の復讐手法を学ぶためともに働くことに。と思いきや、鳴海が「何もしない」ことに驚き。復讐しても幸せにはなれない持論を持つ。とはいえ、なんやかんや調査したり、ちょっと手を加えてプチ復讐したり、人情に厚いところもある鳴海が魅力的。何もしないことで、どう幸せになるのかが読みどころ。美菜代の復讐したい相手はクズ男!個人的には痛い目にあえばいいのに~!と。続編でその後も読めるとうれしいです!

2020/01/31

Yunemo

復讐屋ですか、職業設定の面白さ、こんな題材があるのかな、なんてことを想いながら。ランチ酒での見守り屋といい、表題になっていた三人屋といい、まずこの設定の感覚に驚かされます。5編の連作集ですが、それぞれに味があって、でも想定した復讐という概念には程遠い感じでなのですが。成海氏の「復讐するは我にあり」をベースとしての展開に、一面では何もせずとも前金さえ貰えれば、またこの信念に基づく解決への展開策、大きな動きはないけれど、結果としては依頼通りに。結果オーライとの感もあるけど、語られた生い立ちからの信念ありきが。

2018/07/29

吾亦紅

この小説の主人公は復讐屋を名乗っている。どんなに痛快で過激な小説だろうか、と読み始めると、少し当てが外れる。復讐したいと思うことって、誰にでも多かれ少なかれあると思うが、被害者意識が膨らみきった心って、どこにも行き場がなくなり、さらに頑なになっていくように思う。この主人公は、その凝り固まった心のボタンを少し掛け違えて違う景色を見せてくれるような感じ。復讐するは我にあり、の本当の意味を知らなかった。最大の復讐は幸せになること。

2019/06/03

感想・レビューをもっと見る