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ヤッさんIII 築地の門出 (双葉文庫)

ヤッさんIII 築地の門出 (双葉文庫)

ヤッさんIII 築地の門出 (双葉文庫)

作家
原宏一
出版社
双葉社
発売日
2018-10-10
ISBN
9784575521559
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「ヤッさんIII 築地の門出 (双葉文庫)」のおすすめレビュー

築地で何が起きたのか? 誇り高き宿なし・ヤッさんが、食にまつわる騒動を解決!

『ヤッさんIII 築地の門出』(原宏一/双葉社)

“日本の台所”と呼ばれた築地市場が、豊洲に移転した。築地より敷地は広く、衛生管理等もしやすいという豊洲新市場だが、売り場自体は狭くなったり、主にプロが取引をする場内市場が豊洲に移転する一方で、一般の人も買い物を楽しめる場外市場は築地に取り残されたりと、さまざまな混乱も生じている。『ヤッさんIII 築地の門出』(原 宏一/双葉社)の文庫版が刊行されたのは、市場移転のタイミングと同じ2018年10月だった。

 累計28万部突破の「ヤッさん」シリーズは、築地周辺を舞台に、誇り高きホームレス・ヤッさんが活躍する物語だ。

 宿なしと言えど、段ボールハウスを作ることはしない。身づくろいをし、体を鍛え、堅気の人たちに不快感を与えないようにしてこそ、存在を許される──そんな独自のホームレス哲学に基づいて、自由を謳歌しているのがヤッさんという人だ。

 ヤッさんは、朝早くから築地に出向き、活きのいい情報を得て料理人のもとへと走る。厨房にこもる熱心な料理人は、ヤッさんの持っている河岸の情報をほしがる。その情報の対価として、ヤッ…

2018/11/28

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ヤッさんIII 築地の門出 (双葉文庫) / 感想・レビュー

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相田うえお

★★★☆☆18115 シリーズ第三弾!築地市場の豊洲移転に伴う すったもんだ話の連短構成で、移転前の築地市場が主な舞台です。事の関係が込み入っているモチーフだけに『この物語はフィクションであり、実在の人物、店、企業、団体等には一切関係ありません』としっかり明記してましたね。とは言え、読んでみると思いもしない様なトラブルの可能性を気づかせてくれます。なんてったって極一般の人間が知り得ている情報なんて、ニュースなどで得た程度の上っ面なものですから。。考えさせられます。なるほど〜という作品でした。

2018/12/26

Lara

初読み作品、どうやらシリーズ物で、そのⅢでした。築地を根城に、飲食店に出入りするヤッさん。その弟子、タカオ、妻ミサキと共に、築地にそば屋を開店するまでの物語。滑稽な程、お決まりのパターンで、「出き過ぎ感」満載。しかし、それが痛快でもあり、心地よい。

2021/04/27

まさきち

築地の移転に絡んだ今回のヤッさん。その移転に絡んで色々と築地にも変化が訪れるが、一番の変化は全編を通して貫かれているタカオとミサキの新規蕎麦店開店への歩み。それにしてもヤッさんを筆頭に、登場する人物すべてが人間的な魅力にあふれていて、本当に気持ちいい一冊でした。

2021/02/06

sin

狂言回しの役割だから仕方ないが、心服するはずのヤッさんに対する信頼度が案外低くて違和感を拭えないタカオの心理状態はさておいて、市場の移転を巡ってどちらかと云うと場内と云うよりは場外をメインに悲喜こもごもの関係者一同の先行きに、築地の食魂と云う形で暗に行政指導の箱もの豊洲市場に物申したのは理解出来るにしても、こう云ってしまえば身も蓋もないが物語を離れて考えるとホームレスが市場に立ち入り出来ないのは当たり前のことで、新しい市場の落ち度ではないよね(笑)

2018/11/09

Walhalla

『ヤッさん』シリーズの3作目です。今回は築地市場の移転問題がベースになっていましたが、さすがのヤッさんでも弱気になるぐらいですから、現場はかなりバタバタしていたのでしょうね。それでも、前巻でヤッさんが「文化は進化させてこそ文化」と言っていたように、豊洲が新しい文化の発信地になれば良いですね。千客万来施設も2022年度末にオープン予定のようです。ぜひ行ってみたいです。あと、今回チラっと登場する中古屋の五郎さんって、あの作品の五郎さんですよね。ファンにはたまりませんね。

2020/07/02

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