自薦 THE どんでん返し3 (双葉文庫)
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自薦 THE どんでん返し3 (双葉文庫) / 感想・レビュー
ナルピーチ
自薦シリーズ第3弾。本ミスのベテラン作家・6名による至極のアンソロジー集はそのタイトルの通りにどの作品もしっかりと“どんでん返し”が待ち受けている。オススメは折原先生の『偶然』一話目を飾るに相応しい物語。偶然の偶然による偶然の為の出来事…それは裏を返せば必然として起きるどんでん返しなのだ!その他の作家さんたちも各々異なった作風で、どんでん返しがくると分かっていながらも期待を裏切らずに驚きと興奮を与えてくれた。たまにこういうアンソロジーを読むとまだ手にとった事のない作家さんの作品も読めるのも楽しみのひとつ。
2023/04/05
ダイ@2019.11.2~一時休止
自薦のアンソロジーなんで既読の作品も何点か(忘れているのもありましたが)。6作品の中では折原さんのが一番好き。
2019/02/08
aquamarine
ベテラン作家さんたちの自薦どんでん返しですが、思いがけずすべてが初読。やっぱりさすがの一言です。素直などんでん返しで好きなのは折原一「偶然」、長岡弘樹「ハガニアの霧」。雰囲気が好みなのは北村薫「ざくろ」。鯨作品、新津作品もそれぞれらしい作品でした。そして麻耶雄嵩「九州旅行」…メル!そうだった、彼はそんな人でした…でも好き!そういえばシリーズも1~2冊読んで止まってました。新人さんや新作を追いかけるのも楽しいけれど、まだまだ読んでいない好き作家さんの以前の作品をきちんと読んでおこうと改めて思えた一冊でした。
2019/08/30
うどん
初めて読みましたどんでん返しシリーズ。折原一さんがダントツでした。あっという間に読み終わりました。他のも読んでみよう!
2019/03/23
buchipanda3
ベテラン・ミステリ作家陣による自薦アンソロジー。短編の妙手揃いで、どれ一つ同じ作風がない多彩な味を楽しめた。どんでん返しがテーマだが衝撃というよりも、あぁそんなことになるとはという苦みのある結末だったりする。長岡さん、誘拐犯の大胆なトリックと思わせて別な一面をさらりと披露。相変わらずの巧みな伏線に唸らされる。北村さん、警戒済みなので分かりやすいが文字ならでは。折原さん、らしい仕掛けときれいな構図。新津さんと鯨さん、クセのある雰囲気がクセになりそう。銘探偵メルカトルだけ既読、やっぱこうなるオチが堪らない。
2019/01/17
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