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かごめかごめ (双葉文庫)

かごめかごめ (双葉文庫)

かごめかごめ (双葉文庫)

作家
滝沢秀一
出版社
双葉社
発売日
2020-12-10
ISBN
9784575524321
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マシンガンズ滝沢 ゴミ清掃中のポケットに忍ばせた中上健次『岬』 西堀とともにその魅力を語る【マシンガンズ 私の愛読書】

 さまざまな分野で活躍する著名人にお気に入りの本を紹介してもらうインタビュー連載「私の愛読書」。今回ご登場いただいたのはお笑いコンビ・マシンガンズのお2人。

 滝沢秀一さんはお笑いの仕事の傍ら、2014年に『かごめかごめ』(双葉社)で小説家デビュー、第125回文學界新人では『マリングリーンの下で溢れる』が 文學界新人賞最終選考の5本に選ばれるなど、執筆活動にも注力している。

 西堀亮さんも2023年9月にエッセイ本『芸人という病』(双葉社)を上梓した。本とも縁が深い2人が選んだ愛読書は、偶然にも同じ作品だった。

(取材・文=金沢俊吾 撮影=金澤正平)

マシンガンズ西堀さんの愛読書『バクネヤング』

――まず西堀さんの愛読書からお聞かせください。

西堀:松永豊和さんの『バクネヤング』という漫画です。漫画好きからは「奇書」と呼ばれている作品で、前半はひとりの男がただただ人を殺していくんですね。その男が後半で植物人間みたくなってしまい「罰が当たったのか」「じゃあ生まれながらにそうだった人はどんな罪があったのか」という問いが繰り広げられるんです。結論は出なくて、堂…

2023/11/6

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かごめかごめ (双葉文庫) / 感想・レビュー

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うまる

ストーカーをしていたはずが、追う側から追われる側に逆転するホラー。 逆転劇だけじゃなくて、同じ女性をストーカーしている人がいたり、童謡を取り入れたりと着想は面白い。けど現実味が薄いです。ストーカーものは、リアルな怖さがある方が良いと思っているので、期待していた話とはちょっと違いました。 リアリティがない分、グロさが際立っています。食欲も失せるので、下手なダイエット本より効果があるかもしれません。選択肢で2つのエンディングが読めるという試みは好きです。

2021/08/19

中盤から読むのがキツかった😅グロ表現とかじゃなくて何がどうなってるのか解りにくくて。昔ケータイ小説読んでた時のしんどさを感じた。ストーカーをストーカーが殺すと言う設定はいいのに勿体無い。

2021/02/19

練りようかん

同じ女性をストーキングしてる男に共存を持ちかける主人公。意図は分かり易くサクッと達成、ゴミを出すリスクから逃れられる人なんていないんじゃないかと著者の職業体験の余計な想像を挟みつつ、見る見られるの立場逆転を見守った。「作者より」以後ホラーの回転速度がギュンと上がり、彼女は何者?とページを捲るほどにわからなくなるのが楽しい。降伏編は自国とは全く異なるルールで動いている国が舞台で、はじめの共存という言葉と三人の構図が効いてくる。最初から狙っていたのか、恐るべしな構成力で読後じわっと怖かった。

2024/02/26

コモックス

いやーグロい。グロすぎる。あのゴミ(清掃)芸人の方が書いたとは思えない。大喜利的にストーリーを考えて書いたと後書きに書いてあったが、その想像力は異常だー。自分もその気になればこんなストーリー書けるのか?!グロかったがどういうエンディングを迎えるのか気になり降伏編を読み進めてから、抵抗編を読んだ。こんな小説なかなか読まないから、新鮮だった。

2023/03/02

イカまりこ

タイトルとあらすじに引かれて。ストーカーが同じ相手をストーキングしてる男を殺して解体するシーンから始まる。グロいのに主人公のストーカー蘊蓄を聞いてると私もストーカーできそうな気になってくる。邪魔な男を始末したことで慢心し行動に油断が生じ徐々にエスカレートしていくストーカー行為と、ストーカー被害女性の異常行動。狂気の相乗効果だ。女性は男が作り出した架空の存在なんじゃとも思った。そして挟まる作者からの手紙。主人公の運命を読者に選ばせる仕組み。私は速攻、降伏したよ。抵抗編も読んだけど、どの結末も嫌だわ~。

2020/12/19

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