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文豪怪奇コレクション 恐怖と哀愁の内田百閒 (双葉文庫)

文豪怪奇コレクション 恐怖と哀愁の内田百閒 (双葉文庫)

文豪怪奇コレクション 恐怖と哀愁の内田百閒 (双葉文庫)

作家
内田百閒
東雅夫
出版社
双葉社
発売日
2021-05-13
ISBN
9784575524703
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文豪怪奇コレクション 恐怖と哀愁の内田百閒 (双葉文庫) / 感想・レビュー

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アナーキー靴下

短篇15作品収録。読みたいと思いつつの内田百閒、何を読めば、と悩んでいたところこの本を見つけ読んでみた。怖い物語傑作選として編まれた一冊とのことだがなかなか面白い。さらっとした随筆のような小説で、いずれも外側の怪異ではなく、内側の恐怖を描いているのだ。始めのうちは流石にそんな風に怖くならない、と傍観した気持ちを持つのだが、自分がその場所でその行動を取った、と想像してから続きを読むと、不思議なことにどんどん物語に入り込んでしまい、恐怖に取りつかれてしまう。何度読んでも味わいがありそうな話ばかりなのも良い。

2021/09/01

鱒子

内田百閒の恐怖アンソロジー。短編小説もあれば阿防列車のようなエッセイもあり。何が夢だか本当だか分からなくなります。恐怖かと思えば、とぼけた表現も出てきて。百閒先生はまったく食えないお方です(笑

2021/07/24

踊る猫

百閒の怖さは、わざとらしく騒いだり叫んだりすることの内側にはない。むしろ日常で見慣れたものと思われる現象や事物が意外な顔を見せ、そこに女性や狐や……といったものが居るという、それだけのことの内にも怖さがあると喝破した凄みがあると思うのだ(デヴィッド・リンチの映画でただ単にそこに居るだけの老人がやけに不気味に映るマジックに似てるか?)。東雅夫によって選ばれたベスト・オブ・百閒は純度を増しており、どの一編も迂闊に触れられない怖さがある。私自身百閒とは長く付き合ってきたが、新たな目で読むことができ新鮮に思われた

2021/07/12

まさ

じわじわと迫る怖さを楽しませてくれる百閒。何度も読んだ作品もあれば初めて読む作品も。ほの暗く不安定な世界なのに甘美がつき纏うから短編であってもその文章に酔い浸ってしまう。その時々の気分に合わせて各編を抜き出して何度も読めますね。

2021/11/04

くさてる

内田百閒の怪しく怖い話を収録したアンソロジー。副題がいささか俗っぽいのが難点ですが、収録されているのはどれも怖い。みごとなまでのこの世でなさと、夢のような幻想味が溶けあっている。怪談と言えば怪談なのだけど、やはりこれは文学です。芥川龍之介との思い出を描いた「亀鳴くや」がいちばん好きです。

2021/07/14

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