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らんちう (双葉文庫)

らんちう (双葉文庫)

らんちう (双葉文庫)

作家
赤松利市
出版社
双葉社
発売日
2021-11-11
ISBN
9784575525120
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らんちう (双葉文庫) / 感想・レビュー

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H!deking

待ちに待った文庫化!いやー文句無しに面白い!うちも建築系のお仕事させてもらっているので、底辺の感覚は痛いほどよくわかります。やっぱり利市先生凄いな〜

2022/01/26

ゆいまある

面白かった。前半までは。旅館の醜悪な支配人が殺された。格差に蹂躙された従業員によって。ブルジョアジーを打倒するプロレタリアート。口語体の疾走感もあって小林多喜二蟹工船のような迫力。夢中で読んだ。これよ。これこれ。奇麗ごとじゃない人間の叫びよ。こういうのが読みたかったのよ。やがて信頼できない語り手達により、事件の意外な真相が明らかになる。ここまではいいよ。構成もいいよ。しかし意外な真相の説明が延々長い。糞長い。匂わせる、程度で終わっていたら大傑作になっていたかも。いずれにしても読んでいて気持ちよかった。

2023/10/26

のり

リゾート旅館でのお家騒動。犯人は6名。被害者は総支配人。確かに行過ぎた独裁振りであったが、場の雰囲気で殺害に到ったのには違和感が漂う。流れで一線を越えるには、ある者の伏線に乗せられての事か…被害者の妻でもある若女将。清楚な仮面の下には…自己啓発セミナーの胡散臭さと「ランチュウ」に纏わる話。奇形の誉れに取り憑かれた結末である。人の心の動きが怖すぎる。

2022/02/15

JKD

千葉の外れの浜通りにあるリゾート旅館「望海楼」で起こった総支配人の絞殺事件。その理由は暴虐な総支配人によるパワハラ、セクハラ、モラハラの横行。ただ容疑者たちに殺意らしきものはあるが決め手がない。逆に参考人の意見は容疑者のものと少し様子が変わっている。さて、これはどう言うことか。懲役すら前向きに捉えてしまう最恐のマインドコントロールですくすくと育てられた社畜たちの残酷な物語。会社組織のの根幹とも言える興味深いフレーズがたくさん散りばめられていて、とても面白かった。純子さんのひとり勝ち。恐るべし!

2021/12/05

ピロ麻呂

美人で優しく、清楚な女将さんが、まさかの…綺麗な薔薇には棘がある📌ってやつやね😆

2021/12/15

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