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ホテル・ピーベリー<新装版> (双葉文庫)

ホテル・ピーベリー<新装版> (双葉文庫)

ホテル・ピーベリー<新装版> (双葉文庫)

作家
近藤史恵
出版社
双葉社
発売日
2022-05-12
ISBN
9784575525724
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ホテル・ピーベリー<新装版> (双葉文庫) / 感想・レビュー

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さてさて

『死んだ人は、もう読めない本のようだ。彼のことを知りたいと思っても、知ることができるのはほんの表層のことだけだ』と、人の死を前に自身が抱える鬱屈とした人生を思う主人公の木崎が、ハワイという独特な空気感漂う地で過ごす様が描かれるこの作品。ハワイでの日々を『ここの居心地がいいのは、停滞していられるからだ』と冷静にも語る木崎の抱えるその闇、そして「ホテル・ピーベリー」に隠されたまさかの真実に読者が驚愕する結末が描かれるこの作品。ミステリーも得意とする近藤史恵さんの真骨頂を味わうことのできる素晴らしい作品でした。

2022/05/21

タイ子

舞台はハワイ島ヒロ。リピーターお断りの一度のみ宿泊できる最長3か月のホテル。元小学校教諭・木崎。訳あって教諭を辞職したらしいけど、何となく読めてくるその理由は大体合ってた。これから島を楽しもうとした矢先、宿泊客の男2人が相次いで死亡する事故が起こる。何かが起こっている、このホテルには謎がある。暴かれた真実にへぇ~な感じ。期待度が大きすぎたのか、帯の文句に踊らされ過ぎたのか思ってたよりは衝撃は少なかったな。近藤さんらしく軽く読めるミステリで面白くはあったけど。

2022/06/09

ふう

事件は物語が始まる前に起きていました。そこへさらに2つの事件が重なり、楽園のホテルは不穏な雰囲気の場所へと変わっていきます。その雰囲気に読んでいる側もじわじわと引き込まれていきました。恐ろしい事件と愛情が絡み合って一応の解決には至りますが、その愛にも10歳の少女への愛にも違和感を覚え、モヤモヤとした気持ちで読み終えました。他人にはわからない複雑な感情も愛であり、ミステリーなのかもしれません。

2022/06/25

konoha

SNSで見て気になった本。近藤さんは「サクリファイス」以来。教師を辞めた木崎はハワイ島に旅することに。宿泊先のホテル・ピーベリーは一回だけ、最大3ヶ月しか泊まれない風変わりな宿。前半はハワイの旅。後半は密室ミステリー風。木崎は村上春樹作品のようなナルシストなキャラクター。サクリファイスの主人公に似ている。教師時代のエピソードが濃かった。木崎やホテルに集まる人はどこか影があり湿った雰囲気。ミステリー部分で引っかかる点があったが、とても読みやすかった。ホテル内の人間模様が面白い。新装版の表紙が素敵。

2022/05/22

yukaring

『滞在は3ヶ月まで』『リピーターお断り』謎のルールを持つハワイ島のホテル・ピーベリー。日本人夫婦が経営する一見アットホームなこのホテルに主人公の木崎は滞在するが、5人の滞在客のうち溺死、バイク事故と2人が死亡。しかも1人は「このホテルの客はみな嘘をついている」と言い残す。2人の死は事故なのか殺人なのか?しかも主人公を始めとして、誰が本当の事を言っているのかわからないまま不穏な空気で進むストーリー。そしてラストの驚きの展開。何だか人間不振に陥りそうなモヤモヤとするミステリーだけどそれが作者の思惑なのかな😅

2022/05/20

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