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螢草 (双葉文庫)

螢草 (双葉文庫)

螢草 (双葉文庫)

作家
葉室麟
出版社
双葉社
発売日
2015-11-12
ISBN
9784575667479
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螢草 (双葉文庫) / 感想・レビュー

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やま

螢草。2015.11発行。字の大きさは…中。勘定方・安坂長七郎は、轟平九郎の罠にはまり切腹させられた。その娘・菜々は、ご城下の勘定方・風早市之進のもとへ女中として奉公に出る。市之進の妻・佐知は、菜々を妹のように慈しみ育てる。そんな佐知が病にて亡くなる(涙)。佐知は、幼子2人を菜々に託し、夫に、わたし亡きあとは、菜々を妻にと言い残して亡くなる。市之進も、平九郎の罠にはまる。菜々は、市之進を助けるため父が残した平九郎の不正を行った証となる文書をもって御前試合で平九郎と対決する…。最後は、涙なくては話せぬ…

2019/12/16

のり

武家の出を秘して「風早」家に奉公に出た「菜々」。胸中には父の敵討ちを願いながら…それにしても奥方の「佐知」様は良妻賢母だ。菜々に対しても優しく接し、見守りながらも道標となる。そんな風早家に次々と舞い込む凶事。その一因は敵討ち相手と一致。子息女を護りながら知恵を絞り対抗するが…それでも救いの手を差しのべてくれる人達も。呼び名の変更に涙。頑張ったよ。菜々。

2020/03/31

ゴンゾウ

親の仇であり奉公先を窮地に陥れる黒幕に健気に立ち向かうヒロイン菜々。ヒロインを支える個性的な仲間たち。そしてヒロインをいじめる小悪党。時代小説の魅力満載の作品。この魅力は現代では決して描ききれないだろうなと思います。

2020/02/16

優希

読みやすかったです。ストーリーはとてもシンプル。苦境に負けずに懸命に生きる姿が描かれていました。女中としての奉公先での困難とまわりの人たちのあたたかさ。菜々が風早家に襲いかかる危機に、亡き父のため、風早家のために立ち向かう様子は凛としたものを感じました。ラストは予想できてしまいますが、勧善懲悪であると同時に心があたたまります。葉室さんというと静かな時代小説を描く印象だっただけに、かなりのエンタメ性に驚きました。

2016/07/11

じいじ@只今、リハビリ中

 願った通りにすべてハッピーエンドに幕を閉じる本作は、まさに気分爽快、満足の読後感です。切腹した父の無念を隠して女中に入る娘・菜々が主人公。奉公先夫妻に可愛がられ一家での平和も、奥方の病死を境に暗転する。そして、主人にも罠が…投獄の憂き目に。菜々の幼子二人を抱えての孤軍奮闘がこの物語の山場です。次々に菜々を支援する助っ人が登場するのが楽しい。母代わりをするうちに、主人への淡い恋心が芽生え、亡き奥方への不条理なのでは、と葛藤する菜々が切なく愛おしい気持ちにさせられた。感動と涙と笑い…十分に堪能しました。

2016/09/06

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