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山猫珈琲 下巻 (双葉文庫)

山猫珈琲 下巻 (双葉文庫)

山猫珈琲 下巻 (双葉文庫)

作家
湊かなえ
出版社
双葉社
発売日
2019-12-11
ISBN
9784575714838
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「山猫珈琲 下巻 (双葉文庫)」のおすすめレビュー

未発表作品も収録! 湊かなえの源泉に触れられるエッセイ集『山猫珈琲』がついに文庫化

『山猫珈琲』(湊かなえ/双葉社)

 単行本と文庫本合わせた累計部数は358.7万部。松たか子主演で映画化されたデビュー作『告白』をはじめ、湊かなえさんの小説が軒並み映像化され、国内にとどまらず海を越えて支持されるのは、そこに「人間」が描かれているからだと思う。優しくされて嬉しいとか、蔑ろにされて苦しかったとか、誰もが抱くシンプルな感情がちょっとした捻れで幸福にも悲劇にも変わる。その危うさが他人事ではない形で描かれているから「自分も、あの人も、もしかしたら」と思いながら読者は夢中になって読んでしまう。そんな作品の源泉に触れることができるのが、デビュー10周年を記念して刊行されたエッセイ『山猫珈琲』(双葉社)だ。

 たとえば、「三種の神器」の話。27歳のとき、赴任した淡路島で地元の男性と結婚した湊さん。実家は県外、友人・知人もいないなかで、最初のころは三日に一度は泣いていたが、30歳を過ぎたある日、1年泣いていないことに気づいたという。それは「聞き流す」「やり過ごす」「なかったことにする」という技(三種の神器)が身についたからというエピソードには多くの…

2020/1/6

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山猫珈琲 下巻 (双葉文庫) / 感想・レビュー

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のぶ

上巻では新聞に掲載されたエッセイが中心だったが、下巻に入り、淡路島でごく普通の一児の母だった主婦が、ベストセラー作家になって行く過程が具体的に書かれていた。川柳の投稿に始まり、シナリオへの応募に参加し、それに入選し、さらに上を目指し、小説「告白」の発表で作家“湊かなえ“の誕生に至るのだが、人生どこで変わるかわからない。一つのサクセスストーリーとして捉えても良いと思う。湊さんはまだ発展途上なのでこの先どうなって行くのか関心を持って見守りたい。巻末に収録されている脚本の入選作も面白く楽しんだ。

2020/03/06

Junichi Yamaguchi

『どこにいても本を開けば、非日常の世界を楽しむことができる』… 湊さんのアクティブさを感じるエッセイだった。 湊さんにしか書けないものを今後も楽しみに待ちたいと思う。 本を閉じて、淡路島への興味が増したのは言うまでもない。。

2020/02/02

ぐっち

上巻と重複する話もあったが、後半のデビュー前のエッセイと作品が興味深い。トンガに行くきっかけのエピソードや、ニュージーランドのトレッキングも良かった。

2019/12/29

ぺんぎん

巻末の脚本コンクールの受賞作も良かった。「とうもろこしおばあさん」気になるな。

2020/02/25

ロビニスタ

上巻と内容の被ってるものも多かったが、新聞掲載のみの上巻よりずっと面白かった。特に後半の「作家への道」はとても興味深く、その行動力とバイタリティーに圧倒された!私も子育てが落ち着いたら何か新しいことを始めてみようかな、私も小説かいてみちゃう?などという気にさせられたりさせられなかったり(笑)そしてデビュー前に応募し受賞した脚本も面白かった。「告白」をじっくり再読したくなった!とりあえず、読もうか迷ってる人は下巻だけでもいいと思う(笑)

2020/02/04

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