KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

弟の夫(4) (アクションコミックス(月刊アクション))

弟の夫(4) (アクションコミックス(月刊アクション))

弟の夫(4) (アクションコミックス(月刊アクション))

作家
田亀源五郎
出版社
双葉社
発売日
2017-07-12
ISBN
9784575850055
amazonで購入する Kindle版を購入する

「弟の夫(4) (アクションコミックス(月刊アクション))」のおすすめレビュー

小学生が読める漫画『弟の夫』ドラマ化。ゲイ役・把瑠都に期待! あなたはどう受け止める?

『月刊アクション』に連載され、平成27年度の「第19回文化庁メディア芸術祭」マンガ部門で優秀賞を受賞するなど各方面から高い評価を受けた『弟の夫』が、3月4日からNHK BSプレミアムでドラマ化されることとなった。世界的に知られる漫画家/ゲイ・エロティックアーティストの田亀源五郎さんが一般誌で連載を開始する際には驚きをもって迎えられたが、原作の世界観そのままのドラマのキャスティングが話題となるなど、期待が高まっている。

 この作品は、主人公の弟が同性婚をした相手が来日し、3週間ひとつ屋根の下で一緒に暮らすことになる家族の物語だ。

 主人公・折口弥一は高校時代に両親を交通事故で亡くし、現在は両親が遺したアパートの大家として働きながら、男手ひとつで小学生の娘・夏菜を育てている。そこへ10年前にカナダへ行ったきりで音信不通だった双子の弟・涼二の死が伝えられる。その「弟の夫」であるカナダ人マイク・フラガナンが「涼二との約束を守るため」日本へとやって来る。弥一はどう接していいか戸惑うが、夏菜は突然現れた大きな体の外国人の叔父さんとすぐに仲良しとなる。その後マイク…

2018/3/4

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

「弟の夫(4) (アクションコミックス(月刊アクション))」の関連記事

LGBTをテーマに描く全く新しい“家族の物語”『弟の夫』佐藤隆太&把瑠都でドラマ化決定!

『弟の夫』4巻(田亀源五郎/双葉社)

 田亀源五郎による漫画『弟の夫』が、2018年3月からNHKでドラマ化される。この知らせにファンからは、「期待しかない」「ドラマになるの本当に楽しみだし、出来るだけ多くの人に観て欲しい」といった声が上がっている。

 同作はLGBTという現代的かつ繊細な題材でありながら、心がほっこり温まる全く新しい“家族の物語”。小学生の娘を男手ひとつで育てる折口弥一のもとに、突然、髭もじゃの外国人の男が訪ねて来る。そしてその男は、ずいぶん前にカナダへ移住しほぼ絶縁状態となっていた弥一の双子の弟・涼二が亡くなったことを告げるのだった。さらに目の前の男性・マイクは、弟の“夫”、つまり同性婚の相手で――。

 父と幼い娘、そして弟のパートナーだった男性との風変わりな共同生活を描いた同作は、第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞を受賞。「あまりにも切なくて涙なしには読めない」「学校とかに置くべき。真摯かつ明快で素晴らしい漫画」「現実を反映した難しいテーマを、巧みな語り口と削ぎ落とされた描写によって、人の心に切実に響く形で伝えている…

2017/12/16

全文を読む

関連記事をもっと見る

弟の夫(4) (アクションコミックス(月刊アクション)) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

澤水月

実は「兄」ヤイチの成長譚で驚くほど美しく「きちんと大人として」終わった。不穏が前回示唆されていたが、今の堅めな頭の世間の代表である先生へ、しっかりアンガーマネジメントを自力で行い真っ当なことを冷静に述べる姿を見習いたい。「弟」の幸せな姿をヤイチが見られ良かった…本当に田亀先生の話運びはうまく、一般漫画で十分ゲイコミュニティの読者以外も揺さぶれると証明できた新境地。体毛はしっかりですが子供にも、いやむしろ子供にこそ読んでほしい作品。巨悪はなく、蔓延る息苦しさを押し付けがましくなく打破する筆致に好感

2017/07/31

GAKU

読メで知った本。妻も読んでみたいと言うので購入。全四巻一気読み。マイノリティな人達を白い目で見る奴らは嫌いです。でもこの本を読んで、そんな自分もまだまだ偏見があったのでは?と反省。とても良い本でした。ユキちゃんの一言、「愛し合った人達が結婚できるのは、素敵なことだと思います!」確かに!

2018/04/08

ネギっ子gen

マイクと淳二の結婚式の写真――。マイクの家族に祝福され、幸せそう。マイクは母親似なんだ。その写真を眺めつつ弥一は「素敵な式だね。淳二、幸せそうだな」と、しみじみと呟いた後、「(結婚式に)行かなくて、ごめん」と、今更ながら。墓参り。両親にマイクのことを報告。「あいつは彼と出逢って、一緒になれて、とても幸せだったみたいだよ。あいつが幸せだったらしいこと、そのことに救われている。一番大切なのは、本人の気持ち。本人が望むことなら、ただ見守る/そんな単純なことだった/もっとお前と…話をしておけば良かった」と……。⇒

2021/08/12

りんご

二周目なので記録しておきましょうね。いい本ですよ。メンズのガタイの良さにニヤニヤしてしまうのですが、テーマと描き方が好き。「内心はこう言いたい、でも表立ってはこう言っておく」ってコマがちょこちょこあるんですが、すごく(分かる!)ってなる。10年前から音沙汰のなかった双子の弟は、カナダで男性同士で結婚し、そして亡くなった。主人公である双子の兄弥一の元に義弟マイクが訪れてくるよ、ってとこから話は始まります。弥一は娘夏菜と二人暮らし。夏菜ちゃんが子供の目線で「それ変!」の突っ込みが、私にも刺さります。

2021/07/06

辺辺

感動的な最終話。「一番大事なのは本人の気持ち、本人が望むことならただ見守り、幸せならば祝福する。そんな単純なことだった」ようやっと己の気持ちにけり付けたね。学校においてのいじめ問題にも深堀して、スカッとしたね。そうして彼らは真の家族になったというハッピーエンド。さようならは少し寂しいけど、向こうに行けばまたいつか会えると信じて!てか、個人的に田亀さんの作品は結構好きなんだけど、でも、どっちかというと彼の作品は日本国内よりも海外での評価が高いのが納得いかないな。

2019/09/12

感想・レビューをもっと見る