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ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~(1) (アクションコミックス)

ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~(1) (アクションコミックス)

ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~(1) (アクションコミックス)

作家
吉本浩二
出版社
双葉社
発売日
2018-04-28
ISBN
9784575851427
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「ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~(1) (アクションコミックス)」のおすすめレビュー

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『ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~1』(吉本浩二/双葉社)

 かつて私が編集者をやっていた頃、飯田橋駅から筑土八幡神社方面へ向かうルートをよく通っていた。仲間うちでは「双葉道」と呼んでいたが、それは「双葉社」という出版社へ向かう道だったのだ。双葉社といえば『週刊大衆』など多くの刊行物を出版しているが、その中に『漫画アクション』という漫画誌がある。『ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~1』(吉本浩二/双葉社)は、その『漫画アクション』がいかにして誕生したかを徹底した取材のもと、克明に描きだすノンフィクション作品だ。

 時代は今から半世紀ほど前の1965年。外堀沿いにあったという双葉社は、銭湯を改装した木造2階建ての小さな出版社だった。物語のメインで描かれるのは『漫画ストーリー』という漫画誌の編集長・清水文人。当時の漫画は現在のような「文化」的な扱いではなく、あくまで子供向けの低俗な娯楽だった。それに当時の双葉社は社長が生粋の商売人で、結果を出さなければ雑誌は潰れ、責任者は会社を去るしかないような状況。つまり『漫画ストーリー』も売り上げ…

2018/6/16

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 映画を愛する人たちのために、素晴らしき名作の数々をお届けする名画チャンネル「シネフィルWOWOW(BS252ch)」。そのコンテンツのうち、日本が世界に誇るアニメ映画の名作を放送しているのが「世界がふり向くアニメ術」である。本編に加え、研究者の解説やスタッフインタビューも楽しめる人気番組だ。そして6~8月は特別編成として、3カ月連続で「日本アニメ史に残る3大名作」がオンエアされている。

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2019/6/14

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ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~(1) (アクションコミックス) / 感想・レビュー

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トラシショウ。

読み友さんのつぶやきから。1965年。漫画がまだ子供の読むものだった時代、大人向けの風刺漫画でも子供向けまんがでもない、青年に向けての漫画雑誌を模索していた編集者・清水文人は、他の編集によりゴミ箱に捨てられていた同人誌の今まで見た事のない奇妙な表紙に目を奪われる。その作者にコンタクトをとった清水は彼のセンスと才気、芽の出ない日常に忸怩たる想いを汲み取り、それまで類例のなかった「純然たる青年向けストーリー漫画」掲載の勝負に打って出る。作者の名は加藤一彦、のちの「モンキー・パンチ」である(以下コメ欄に余談)。

2018/05/05

kokada_jnet

「漫画アクション」での連載で、清水文人を主人公とした60年代の双葉社での秘話。吉本さんの作風を否定しているレビュアーの方がいたけれど。この泥臭い作風で描くから、昭和の先人たちの真剣な奮闘ぶりが、リアルに伝わるわけで。また、巻末の加藤兄弟の対談で、「モンキー・パンチは加藤兄弟の合作ペンネーム」という通説が、否定されている。

2018/06/12

Nao Funasoko

好きなジャンル故に続巻楽しみ。アクションは『釣りバカたち』等のアクションコミックスからだったと記憶。雑誌で読みはじめたのは大友克洋「気分はもう戦争」あたりだったか。

2018/12/08

しぇん

Kindle Unlimitedで.モンキーパンチ先生こんな誕生の仕方をしていたとは驚きでした。もっととんがった方だと勝手に思ってました。

2022/08/17

kei-zu

子どもの頃、「ルパン三世(1stシーズン)」の格好良さにしびれた。 エンディングクレジットに掲載の「漫画アクション」は、子どもには手の届かないオトナの雑誌だった。その「アクション」はどのように誕生したのか。 子どもの頃、お色気が過剰に盛り込まれたように感じた原作版「ルパン三世」。まさか、編集長に「オンナが描けてない」と言われた上での訓練の賜物とは。 世界を相手にする泥棒談は、狭い畳部屋で描かれた。背景となる時代の描写も楽しい。

2021/02/14

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