読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~(3) (アクションコミックス)

ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~(3) (アクションコミックス)

ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~(3) (アクションコミックス)

作家
吉本浩二
出版社
双葉社
発売日
2019-06-27
ISBN
9784575853247
amazonで購入する Kindle版を購入する

「ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~(3) (アクションコミックス)」のおすすめレビュー

『ルパン三世』『クレしん』を生んだ、“日本初の週刊青年漫画誌”誕生の物語が完結! 「漫画は文学」先人たちの志は永遠に受け継がれる

『ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~』(吉本浩二/双葉社)

 令和の時代、日本の漫画は世界も認める「文化」である。しかし遡ってみると、昭和の時代での漫画は文化どころか「低俗な娯楽」でしかなかった。それが文化にまでなり得たのは、ひとえに漫画を文化たらしめようと奮闘した、先人たちの努力があったからだ。『ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~』(吉本浩二/双葉社)は、漫画雑誌の新たな可能性を切り拓こうとした編集者と漫画家たちの、汗と涙を記したドキュメンタリー作品だ。いよいよ完結を迎えるその最新巻では、ようやく態勢の整った編集部が『漫画アクション』を誕生させる過程を、ドラマティックに追っている。

 双葉社で漫画雑誌の編集長を務めていた「清水文人」は、旧態依然とした漫画や、その編集に携わっている自分に苛立ちを覚えていた。そんなとき、偶然目にした1冊の同人誌が彼の運命を変える。同人誌の表紙を描いたのは「加藤一彦」、のちの「モンキー・パンチ」であった。加藤の絵の新しさに惹かれた文人は、加藤を雑誌の連載陣に抜擢し、彼に「モンキー・パンチ」の名を与える。…

2019/7/28

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

「ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~(3) (アクションコミックス)」の関連記事

モンキー・パンチ氏に捧ぐ「ルパン三世(PART1)」全話放送&貴重な「パイロット・フィルム」大公開!

 映画を愛する人たちのために、素晴らしき名作の数々をお届けする名画チャンネル「シネフィルWOWOW(BS252ch)」。そのコンテンツのうち、日本が世界に誇るアニメ映画の名作を放送しているのが「世界がふり向くアニメ術」である。本編に加え、研究者の解説やスタッフインタビューも楽しめる人気番組だ。そして6~8月は特別編成として、3カ月連続で「日本アニメ史に残る3大名作」がオンエアされている。

■超名作の誕生

 6月の作品は「ルパン三世(PART1)」。1971年に登場した記念すべきTVシリーズの第一作目(全23話)が、6月2日から毎週日曜の20時50分から放送されている。また、ニュースでも取り上げられたのでご存じの方も多いと思うが、2019年4月11日に原作者であるモンキー・パンチ氏が逝去されており、この放送はその追悼としての意味も込められている。

原作:モンキー・パンチ ©TMS 

 では、『ルパン三世』を生み出したモンキー・パンチ氏とはどのような人物だったのか。実は、若き日の氏を知るにはうってつけの漫画が存在する。それが『ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画…

2019/6/14

全文を読む

関連記事をもっと見る

ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~(3) (アクションコミックス) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

トラシショウ。

「・・・これだよな。やっぱりこれなんだよ・・・。金も無い、人脈も無い、力も無い、俺らみたいな小さい会社は・・・自分の直感を信じるしかないんだよ・・・!!」。週刊漫画アクション創刊へ向けてのラストスパート。三人の新たな編集者も増え、ブンちゃん達の信じる「面白さ」を詰め込んだ誰も見た事のない漫画雑誌が遂に誕生する。各地から届く完売の報に歓喜するも、圧倒的に豪華なメンツの小学館のビッグコミックが現れる。創刊はスタートラインでしかなく、あとはこの燃えたぎる苦しさがずっと続く。その矜恃は何処に(以下コメ欄に余談)。

2019/07/10

ジロリン

いまや<国民的キャラ>といってもいいルパンが、まさかの連絡ミスから、ほんの数分の思案で生まれたとは!(まぁ、この辺はマンガ上の演出かも知れないが)手塚に執筆を依頼するのに書店で土下座!とか…まぁ色々熱いマンガでありました。「子連れ狼」「博多っ子純情」「かりあげくん」「じゃりんこチエ」「タブチくん」「クレヨンしんちゃん」…低迷しそうになると、常になにかしらヒット作が出てくる、というのが「アクション」の印象だったが、それはきっと偶然などではなく、編集者の<熱血>が生み出していたのだろう。

2019/06/29

kei-zu

ロシア文学に傾倒し小説家を目指した編集長は、「漫画アクション」を刊行し、漫画界に青年ジャンルを切り開いた。 出版社はビルとなり、編集長は社長に上り詰める。 だが、本書は単なる成功譚ではない。書名の「ルーザーズ」に込められたのは、「負けて、なお負けない」不屈の思いであろう。 面白かったです。

2021/02/18

4 完結。さすが、取材力とそれを紙面に起こすことには定評のある氏の作品だった。内容的にはまさに双葉社の社史というか、プロジェクトXみたいな感じなのだが、所々演出の力強さで胸にグッと迫るところがあり、面白かった。この人に取材してもらえば、たいていの企業でこれくらい面白いドキュメント漫画描けるんじゃないのかとも思えてくる。『ヤングキングアワーズ誕生秘話』とかやってくれないかな、面白そうだから。冗談はさておき、その取材力に裏付けられた吉本氏の作品は安定して面白いので、次回作も楽しみだ。

2019/07/26

コリエル

漫画アクション創刊の物語これにて完結。たった3冊なのが勿体ないなあ。モンキー・パンチのペンネームは編集長から押し付けられたものみたいな作家たちの逸話がもっと読みたかった。あとがきにあるように、モンキー・パンチや小池一夫といったアクション創刊時を支えた大物作家たちが相次いで亡くなり、この記念作品の取材はギリギリ駆け込みで間に合ったものなんだたと運命的なものを感じた。

2019/06/27

感想・レビューをもっと見る