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異界探訪記 恐い旅

異界探訪記 恐い旅

異界探訪記 恐い旅

作家
松原タニシ
出版社
二見書房
発売日
2019-07-22
ISBN
9784576191027
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「異界探訪記 恐い旅」のおすすめレビュー

自殺の多い踏切、何かが追いかけてくる廃火葬場、殺人事件の現場…「事故物件住みます芸人」が全国の異界を訪ね歩いてみた

『異界探訪記 恐い旅』(松原タニシ/二見書房)

 私事で恐縮だが、怪談やホラー関連の仕事はどうしてだか時期が集中する。夏場になるとそういった仕事が増えるという傾向はあるにしても、偏り方はちょっと異常だ。今回も「そういう時期なのかな」と思いはじめたところで、『異界探訪記 恐い旅』(松原タニシ/二見書房)の紹介依頼が舞い込んだ。案件と案件が呼び合っているようで、けっこう怖い。本書を読み進めているうちにも、なんとなく感じることがあった。もしかすると、著者の松原タニシさんも、「呼んでしまう」体質の人なのではないか?

 本書は、「事故物件住みます芸人」として知られる松原タニシさんが、約2年間という時間をかけて、北は北海道から南は沖縄県、果ては国境を越えて台湾まで、206箇所の“異界”を巡った旅の記録だ。タニシさんは、テレビ番組の企画で事故物件に住むようになってからというもの、「明らかに恐怖に強くなった」という。「もっと不思議なものに出会いたい、幽霊がいるならこの目で見たいと、さらに渇望するようになりました」。

 そんな彼だから、ただの心霊スポット巡りでは満足せ…

2019/8/20

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異界探訪記 恐い旅 / 感想・レビュー

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みっちゃん

事故物件に住み続けながら、さらに全国各地の心霊スポット(しかも真夜中にだよ!)巡りを敢行していたとは。その蛮勇、もとい胆力にはただただ恐れ入る。必ず、というわけてはないが、やっぱり説明のつかない不気味な現象、起きるんだね。でも1番怖かったのは度々同行している後輩芸人のにしねくん。かなりの頻度で様子がおかしくなり、突然ずんずん歩き出したと思ったらその先が崖だった、という話が何回も出てくるとさすがに恐ろしくなる。どうか、気をつけて下さい!

2020/09/20

ma-bo

事故物件住みます芸人の松原タニシさんの2冊目の著作。とにかく沢山の心霊スポットに訪れる。何も起こらない事が多いが、時に怪異が起こっても誇張が少なく淡々とした文章で書き記す。だからこそリアルだった。心霊スポットになるには原因(経緯)や由来がある。ただ心霊現象は噂や都市伝説的に大げさに伝わっているケースが多いのだと思う。タニシさんが訪れた先で何かが必ず起こるわけでは無い、でも説明出来ない様な現象が起こる事がある場所もあるのは事実、何かはあるんだろうな💦

2019/11/28

あたびー

松原タニシさんは確か今年までの命と予言されていたんではなかったろうか。有名な心霊スポットに、必ず夜半、できるときは一人で、挑むと言うレポです。タニシさんより同行の芸人さんが突然取り憑かれたように崖を目指して走ったり、多弁になったりと影響を受けたようです。タニシさんは耐性がついているのだろうか。芸人さんのせいで飄々としているし笑いを取りに来るので、ふと怖い本を読んでいることを忘れる。写真が小さくてモノクロなので分かりづらいのが残念だ。

2021/10/31

のりすけ

関西出身なので「ここは知っとるぞ」が多くて楽しゅうございました。クスリと笑えるネタが仕込んであったり。「さあ怖がれ!」といった論調じゃないのも善き。実際そんな怖くないですし。

2020/01/30

HERO-TAKA

ベストセラーになった前作「恐い間取り」に続く新刊。ページ数が140ページも増えているのにお値段はたったの50円アップでお得です! しかし面白さは前作の方が圧倒的に上でした。あまりに遅筆すぎて、番組の企画で缶詰されたエピソードがありましたが、急いでいる感は否めなかったです。それでも「事故物件住みます芸人」として怪談関係の仕事が増やしていこうと必死な、ひとりの芸人の2年間の記録として、思いを馳せながら読ませていただきました。

2020/04/01

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