KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

無邪気な神々の無慈悲なたわむれ

無邪気な神々の無慈悲なたわむれ

無邪気な神々の無慈悲なたわむれ

作家
七尾与史
出版社
二見書房
発売日
2022-01-21
ISBN
9784576220178
amazonで購入する Kindle版を購入する

「無邪気な神々の無慈悲なたわむれ」のおすすめレビュー

楽しいはずの家族旅行が悪夢に。我が子をさらわれた両親の奪還劇『無邪気な神々の無慈悲なたわむれ』

『無邪気な神々の無慈悲なたわむれ』(七尾与史/二見書房)

 作家・七尾与史氏はユーモアがあるのに、軽さを感じさせないミステリ小説を多数手がけている。デビュー作となった『死亡フラグが立ちました!』(宝島社)や「ドS刑事」シリーズ(幻冬舎)など、その手から生み出される物語には、独特な魅力がある。

 そんな七尾氏が、この度、世に放った『無邪気な神々の無慈悲なたわむれ』(二見書房)は、これまでとは違った作風でありながら、ページをめくる手が止まらなくなる、スリリングな1作。

 舞台は、子どもが神として崇められている不思議な島。そこで繰り広げられる、生死をかけたたたかいに世の大人は恐れ、慄く。

子どもを神と崇める「児宝島」へ。楽しいはずの家族旅行は悪夢に…  子どもに恵まれなかった辻村京子と正樹の夫婦は、偶然目撃した交通事故で生き残った少年・瑠偉を養子に迎え、幸せな日々を送っていた。

 3人はある日、家族旅行で「児宝島(こだからじま)」へ行くことに。児宝島は、島の名前通り、子どもを宝としている島。「仔羅教」という宗教観が強く根付いており、島では、毎年5月5日の子どもの…

2022/4/2

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

無邪気な神々の無慈悲なたわむれ / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

starbro

七尾 与史は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。前作の「全裸刑事チャーリー」と打って変わって、著者の新境地でしょうか?タイトル通り、救いのないホラーでした。 https://www.futami.co.jp/book/index.php?isbn=9784576220178

2022/03/18

モルク

辻村夫妻と養子となった10才の瑠偉は2泊3日の家族旅行に児宝島に行く。港からのフェリーがエンジンの故障で出航できなくなりクルーザーをレンタルしていざ島へ。人口700人のうち500人は未成年、しかも小学生以下が圧倒的に多い島ではあるが、それにしても大人の姿が見えない。大人はどこに、そして夫妻の見たものは…子どもたちが集団で大人を惨殺する。そして瑠偉も連れ去られ夫妻も命を狙われる。土着の宗教子供を神として奉る仔羅教のせいか隕石の影響か。原因も解決策も見当たらず逃げるのみ。結末は…救いがない。

2022/11/23

ちーたん

★★★☆☆【島から脱出せよ!】子供を神と崇める土着信仰が根付く児宝島へ家族旅行に訪れた辻村一家。島に到着すると子供は居れど大人が居ない。旅館はもぬけの殻。さらに携帯は圏外。電話も不通。この島、何かがおかしい…◆死亡フラグ<失踪トロピカル寄り。プロローグ。残虐七尾さんキタ━(゚∀゚)━!!ってワクワクしたけど、失踪よりかはマイルド。グロ苦手な人や結末にアンサーを求める人には不向き。私のような非日常を小説で楽しみたいゼロサムゲーム好き変態さんはщ(゚д゚щ)カモーン笑。サクサク読みやすかった!

2022/04/11

aquamarine

内容紹介を見て死亡フラグのようなコミカルなミステリを想像する人はいないと思いますが、…とここまで書いて既視感が。失踪トロピカルのレビューに同じようなことを書いてました。大人が自分の大事な人を守るために攻撃をかいくぐって奔走する様を、ものすごい勢いで一気に読まされてしまったけれど、読後の爽快感はなく中途半端な気持ち。分類としてはミステリじゃなくてホラーかと。パニックホラーやスリラーがお好みなら楽しめるかと思いますが、失踪トロピカル同様に「七尾さんを初めて読むなら私はこれではなく他の作品を勧めます。」

2022/02/26

ただひたすらに狂気でした。何故?の部分が全然説明されていないけど、ホラーとしてはまずまずかな

2022/04/04

感想・レビューをもっと見る