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チリンのすず (フレーベルのえほん 27)

チリンのすず (フレーベルのえほん 27)

チリンのすず (フレーベルのえほん 27)

作家
やなせたかし
出版社
フレーベル館
発売日
1978-01-01
ISBN
9784577003275
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ジャンル

チリンのすず (フレーベルのえほん 27) / 感想・レビュー

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masa@レビューお休み中

愛情も、憎しみも、感情が激しく動くという意味においては、どちらも同じなのかもしれない。だから、ときどき勘違いをしてしまうことがある。愛しているのに憎々しいと思ったり、憎しみが強いばかりに愛していることに気づかなかったり…。こういうことって往々にして起こる。愛も、憎しみも、どちらも厄介な感情だ。支配しようとしたり、独占しようとしたり、騙そうとしたりするのだから、良い意味でも、悪い意味でも、その相手に対する関心が異様に高くなければできることではない。だからこそ、誰にも理解することもできないような気がするんだ。

2013/10/29

積読亭くま吉(●´(エ)`●)

★★★☆やるせなくて、切なくて、ただ悲しい。何ものも生み出さない、憎しみという感情に呑まれた仔羊の話し。たとえどんな理由であろうとも、きっかけが愛だろうと、執着は目の前にある物さえ暗闇の中に隠してしまう。読み友Natsukiさんのレビューより手に取りました。なっちゃん、ありがとう

2016/02/07

Natsuki

表紙の愛くるしい「こひつじチリン」の絵からは想像もできない、悲しくやりきれないお話でした。初版1978年ですが、今だからこそ必要な一冊なのかもしれません。恨みや怒りから生まれるのは悲しみだけ。恥ずかしながら、「アンパンマン」以外の作品を読むのは初めてかもしれませんが、やなせたかしさんの絵本は大切なことを教えてくれています。

2016/02/04

Hideto-S@仮想書店 おとなの絵本 月舟書房

表紙の絵は子ひつじチリンの幸せだった頃の表情。やさしいまつげに微笑み。首にさげた金色の鈴には、谷底に落ちてしまっても助けられるようにとの愛情が込められている。だけど、幸せな時はあまりにも短かった……。何ともやりきれないストーリーだけど、子どもに読んでほしいと思う。世界は時に残酷で、どうしようもないほどこんがらがっている。でも、だからこそ知らなくてはならない。憎しみの連鎖には終わりがないのだと。チリンの悲しみは、それに気づいた者が止めなくてはならないのだと。とても難しいことだけど。1978年10月初版。

2016/08/21

糸車

広島の熊野、筆の里工房にて。"アンパンマンの生みの親やなせたかし展〜私の名前は希望です〜"に行って来ました。タイトルは知っていたけど未読だった絵本。おかあさんを殺した憎いオオカミに復讐を誓い、本心を隠して弟子入りしたチリン。周りに恐れられ孤独だったオオカミが厳しくチリンを育て、やがてその時が来て…。おかあさんの仇をうったチリンが得たものは喜びではなくて、悲しみ。父であり先生であったオオカミへの"情"。復讐に意味はなかったと気づくチリンはどこへ行ってしまったのだろう。せつないお話だった。

2019/08/24

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