緒形拳からの手紙
緒形拳からの手紙 / 感想・レビュー
雨巫女。@新潮部
《私‐蔵書》前から、欲しかったんです。今日から、職場で『緒形拳からの手紙展』が、始まりました。ちょうど4500冊目を記念して、購入しました。即読破してしまいました。緒形さんが、描いた愛読者カードの手紙素敵です。
2012/04/11
遠い日
緒形拳さん、子どもの頃から大好きな俳優さんでした。こういう書をされるのは知っていましたが、こんなにたくさんいち時に見たのは初めてです。温かくて、なのに主張があって、字にご自分を載せている。雑誌季刊「銀花」の愛読者カードにばんっ!と大きく文字や絵を書いて(描いて)送り続けていたということは、それだけ「銀花」を愛されていた証でしょう。今でもやっぱり好きです、緒形拳さん。
2022/12/22
moonanddai
最近、絵手紙を始めたうちの奥さんからの回覧。にしても、すごい迫力というか「目」に迫ってくるものを感じました。ご本人は展覧会を見に行くと、ただ黙って「睨みつけて」いたし、お子さんにも「いいものはじっと見つめろ」と教えていたそうな…。それがそのまま作品になったということでしょう。
2021/08/07
あられ
この名優が亡くなってもうそんなに時がたったのか…季刊「銀花」の読者カードに書かれたメッセージはとても力強く文字を重ねるよりもはるかに多くのことを伝えている 役者は幸せな姿を見せるものではないと考えていたそうだ 沈思黙考 深く深く 一気に表現した人だったのがいまなお伝わってくる ほかの本も探してみようと思う
2021/08/21
まさやん80
緒形拳さんが一番なりたかった職業は書家だったそうだ。でもそれでは飯が食えないとなり、俳優になったそうだが、書は自己流で若い時から書き続けていたという。 この本には、緒形さんから雑誌「銀花」の編集部に送られた「愛読者カードに書き付けた字や絵」が収録されている。この書がとても素晴らしい。うまいかどうかは分からないが、力強く、書いた人の意思を感じる。また、読書カードに書いているというのもすごい。人柄だな。 緒形拳さんのロングインタビューも挿入されており、合わせて読むと色んな事を考えさせられる。
2020/04/22
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