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びわ色のドッジボール (文研じゅべにーる)

びわ色のドッジボール (文研じゅべにーる)

びわ色のドッジボール (文研じゅべにーる)

作家
もり なつこ
丹地陽子
出版社
文研出版
発売日
2021-12-01
ISBN
9784580824980
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びわ色のドッジボール (文研じゅべにーる) / 感想・レビュー

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すみっちょ

小5くらいだと男子も女子もこういうことあるだろうなーと深く共感しました。翼をはじめ、どの子もすごくいい子でも悪い子でもないんですよね。翼のいとこのまいちゃんが高校生だったのは思ったより年上でちょっと驚きましたが、相談するにはちょうどよい年齢差なのかも。将棋の得意なたっちゃんが私のイチオシです。

2022/11/30

イカまりこ

クラスで一番ドッジボールが上手かったはずなのに、気合いが空回りして言わなくていいことをどんどん言っちゃう主人公。もうやめとけ!取り返しつかないことになるぞ!って心で叫びながら読んだ。いじめられっ子を想像する時、見た目弱そうな子を思い浮かべるのは間違いだと思う。主張が激しい子だって対象になる。不登校経験者のまいちゃんとは立場が逆なのに感じたことは一緒で、ここが大事なんだと思う。自分のことだけじゃなく相手がどう思うか。行動してみてダメなら戻る場所があるって考えもいいな。びわや夕日の風景が思い浮かぶお話だった。

2022/01/31

ドッジボールが得意で、自分に自信がある翼。ミスをしてしまうクラスメイトに暴言をはいたり、周りにボールを回さず全部自分で投げようとしたりして、クラスのみんなから疎まれてしまう。翼を支える大人の存在(大騒ぎせず送り出す両親も含めて)が良い。どうしようもなくなった時に自分を受け入れてくれる場所があることが、前に進む勇気をくれる。フルばあちゃんの戦争の体験のお話も絡めながら、翼が周りや自分のことを見つめ直す成長物語。

2023/02/06

頼ちゃん

びわ畑や海、夕日の情景が見えるようで、よかった。フルばあやおじいちゃん、まいちゃんも。周りにいい大人がいてよかった。

2022/06/04

芦屋和音

小5の翼はドッジボールに夢中になるあまり、クラスメイトを傷つける発言をして……。学校に行けなくなってしまった翼はびわ農家の母の実家へ行く。フリースクールに通うまいちゃんや曾祖父母たちとの会話で自分の気持ちを見つめ直してゆく翼。身動きがとれなくなってしまったら別の方法を考えればいい。その一歩を後押ししてくれるお話でした。

2022/03/29

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