夢十夜 (エコトバ第3巻)
夢十夜 (エコトバ第3巻) / 感想・レビュー
六月一日宮玲子
時代に合わせた可愛らしい絵による「夢十夜」。難解な物語だが、このような絵があれば楽しく読めると思う。ただ、西洋風の絵ばかりで、確かに衣服とかの描写はないのだが、もう少し和風というかせめて着物の人物がいても良かったと思う。巻末に作品の解説と、語句の解説もあってわかりやすい。
2023/12/30
さだはる
2023年14冊目。読書会で皆さんの感想などを聞いた後の再読。読みやすいけど、奥が深いところが面白い。皆さんのお話を思い出しながらあれやこれや思う。こうゆうのって読書会の醍醐味よね。第十夜のブタの話が、なかなかに気になる。
2023/06/26
さだはる
2023年13冊目。読書会用。久々に参加するので、何とか間に合わせなければと、ディズニーシーのトイマニQラインで読む。挿絵が好みではないのと、頭が全くブンガクモードではないので、あまり理解出来ず。そんな中でも運慶の話は印象に残った。何となく記憶にあるような気がしたら、中学の国語の教科書に載っていると教えてもらいました。
2023/06/20
たくさん
私は漱石はあまり心得ない。読んでいると感情移入できる主観が現れては、どこか世界の上の方から俯瞰して情景が描かれて感情のない表現が混じって振り回される。なかなかに一度読んだだけでは理解がしにくい。そういうカメラワークのような描写が漱石らしさなのだろうが夢を十夜読んでみたところで疲れる割に腹にずっしり来ない。芥川みたいな全部ずっしりきて一度目が一番気持ちいい、という私の好みの表現のものと対なのかな。それぞれは読みやすく短いのでいい感じで、絵もきれいでこのシリーズにしては長いけどよかった。
2022/12/28
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