男たちの絆、アジア映画 ホモソーシャルな欲望
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男たちの絆、アジア映画 ホモソーシャルな欲望 / 感想・レビュー
ひるお
日本(日活アクション、高倉健の任侠映画、『こころ』と『ツィゴイネルワイゼン』)、中国(陳凱歌作品)、香港(1990年代末の「政治的」作品、「香港ノワール」)、韓国(ポスト独裁社会・冷戦体制下の作品)の映画を分析対象とし、男同士のホモソーシャルな絆について論じた7本の論文を収録した一冊。ホモソーシャリティの構造やその表象についての理解を深めるのに役立つだけでなく、BLなど男同士の関係性を主題とするジャンルやその消費についても多くの有益な示唆が得られた。
2018/04/23
ハツコ
日本では日活アクション、東映任侠、『こころ』と『ツィゴイネルワイゼン』について、他にも『さらば、わが愛/覇王別姫』、香港映画、香港ノワール、韓国映画について、それぞれの国の研究者(ほぼ女性)の論文が寄せられています。 その時代、その国における男たちの絆・・・ ほぉーっと勉強になるところもあれば、どきどきぞくぞくする感覚も何度も味わいました。
2015/10/23
niningasih
再読
2014/05/30
おとや
四方田氏の名前が大きく出ているが、実際の主著者は斎藤綾子氏だと思う。「拳銃無頼帖」シリーズや、香港ノワールのような謂わば「男くさい」映画をホモソーシャルという視点から説き直す、という試みは非常に面白く、腑に落ちる論説も多々あった。纏められている論文については、個人的には納得できるものと、少々的が外れているのではないかと感じるものとあった。
2013/10/24
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