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金子光晴の旅-かへらないことが最善だよ。 (コロナ・ブックス)

金子光晴の旅-かへらないことが最善だよ。 (コロナ・ブックス)

金子光晴の旅-かへらないことが最善だよ。 (コロナ・ブックス)

作家
金子光晴
横山 良一
出版社
平凡社
発売日
2011-02-12
ISBN
9784582634556
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金子光晴の旅-かへらないことが最善だよ。 (コロナ・ブックス) / 感想・レビュー

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八百

反骨精神…そんな生易しいもんじゃない、人は彼のことを「狂骨の詩人」と言う。その放浪と抵抗の人生、100年も前の日本にこんなめちゃくちゃな人がいたというのは嘆くべきかはたまた喜ばしいことなのかは敢えて論じない。しかしあの「深夜特急」のルーツとも呼べる紀行文は私たちなかに眠るボヘミアンの血を沸き立たせる、旅の内容はまぁ薦められたものではないが大切なのはその精神だ。「かへらないことが最善だよ!」… エトランゼになりたくて人はまた旅に出る。しかし偶然か必然か?最近何かとバトゥハパがひっきりなしに私を誘っている

2014/10/08

お萩

詩人というのは旅ひとつとっても「詩人」なんだなー。不倫した妻を置いて、ではなく連れて行くのがもう自分の理解を超えている。絵師として旅費を稼いだというだけあって絵の色使いなども魅力的。

2016/02/12

こめんぶくぶく

逃げるように妻の三千代とともに世界放浪に出た金子光晴。「かへらないことが最善」という言葉からそれは始まった時点ですでに「旅」ではなかったのだろうと私は思う。旅絵師として旅費を稼ぎながらの綱渡りギリギリの生活。旅などという安穏としたものではなく、後戻りできない生死をかけた「生き様」。「賽は振られたのさ」という言葉がしんと音もたてず胸を突く。様々な地で、生きることのあぶなっかしさを皮膚一枚でうけとめ、鼻腔をひくつかせ感性を奮い立たせた詩人の視線に引きつけられた。なんてエネルギッシュで奇天烈な人生。

2016/02/21

みほ

10年前、欧州の木漏れ日に憧れた。透きとおるような風と、カフェ、路地裏…。しかし、本を開いて広がる揚子江、香港、マレーシア…今の私には淀んだ熱気が心に響くらしい。ただただ横たわるさざ波にみいってしまった。今にも動き出しそうだ。

2016/12/25

なおこっか

金子光晴をきちんと読んだことがなく、今まで茨木のり子を媒介しての印象しか持っていなかった。直接その言葉に触れたら、重いボディーブローをくらったようで、すぐには感想の言葉がでてこない。が、この人の紀行文をもっと読みたくなったのは確か。

2011/05/08

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