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創造する無意識 (平凡社ライブラリー)

創造する無意識 (平凡社ライブラリー)

創造する無意識 (平凡社ライブラリー)

作家
カール・グスタフ・ユング
Carl GustavJung
松代洋一
出版社
平凡社
発売日
1996-03-11
ISBN
9784582761405
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創造する無意識 (平凡社ライブラリー) / 感想・レビュー

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Gotoran

本書は、ユングの集合的無意識の観点から論考された「分析心理学と文芸作品の関係」、「心理学と文学」、フロイトが提唱した概念「エディプス・コンプレックス」、意識と無意識を対峙させ統合することで今までとは違った心的態度を獲得する「超越機能」から成る。消化不良気味ではあるが、芸術作品には創造意欲が自己の意志(意識)に左右されず芸術家自身が無意識に創作するもの(幻視的作品)と意識的に計画的に創作するもの(心理的作品)があり、ゲーテの『ファウスト』の第一部は、後者で第二部は前者であると。興味深かった。

2014/06/10

はなよ

 読んでいて、もう一回ニーチェのツァラトゥストラやゲーテのファウストを読みたくなってきた。特にゲーテのファウストは、ユングに言わせれば一部と二部で違う意図の元で作られたらしいけど、最初読んだ時は全然気づかなかった。やはり古典は一度読んだだけでは理解出来ないと実感したので、今度はじっくりと読んでみよう。  前半の2つの章は題名通りの文芸論だけど、後半の2つの章は、文芸論というより無意識の解説に近い。少々難解になるので、前半だけ読んで後は読み飛ばしてもいいかも。

2018/03/14

水菜

ユングの芸術論。p80-81「一人の詩人あるいは予見者が現れて、時代状況の語られざる側面をかして語らしめ、人びとの胸中にわだかまっていた理解されざる欲求が待ちかねていたまさにそのことを、イメージや行為の内に引き出してみせるのである。」

2014/06/23

らい

直前に読んだ、ユング心理学と仏教に通じるものをかんじた。まぁすべてユングから発しているのだから、あたりまえといえばあたりまえだが。芸術家のたまりにたまった心象が、何かそれに対応する意味を見出してしまったとき、それは逆もしかりだけど、ニーチェやゲーテなどを筆頭に、民族や時代を代表する作品が生まれてきたことを圧倒的な言葉の力で展開していく。フロイトと仲違いしたとはきいていたが、いきなり痛烈な批判から始まったのは、びっくりした。

2020/05/06

ЯeoN_Hoff

p46 「芸術は絶えず時代精神の教育に携わっている、というのも、時代精神に最も欠けた形姿を呼び出すからなのです」

2011/03/15

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