KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

わたしの主人公はわたし:他人の声に振りまわされない生き方

わたしの主人公はわたし:他人の声に振りまわされない生き方

わたしの主人公はわたし:他人の声に振りまわされない生き方

作家
細川貂々
出版社
平凡社
発売日
2017-08-11
ISBN
9784582837636
amazonで購入する Kindle版を購入する

「わたしの主人公はわたし:他人の声に振りまわされない生き方」のおすすめレビュー

ベストセラー『ツレがうつになりまして。』著者の言葉が沁みる…「悩む人と暮らすコツ」とは?

『わたしの主人公はわたし 他人の声に振りまわされない生き方』(平凡社)

 ストレス社会と言われ、うつ病が(予備軍も加えると)10人に1人と言われる日本。2017年のWHOの報告によれば、世界的に見てもうつ患者数は3億人を上回り、年間80万人がうつ原因で自殺している。

 そんな時代に大ヒットしたコミックエッセイに『ツレがうつになりまして。』(細川貂々/幻冬舎)がある。ツレ(夫)のうつ発症にともなう戸惑いや苦悩を妻の視点から等身大に描き、うつに戸惑う人々を励まし続けるロングセラーだ。その著者がこのたび初のエッセイを上梓した。『わたしの主人公はわたし 他人の声に振りまわされない生き方』(平凡社)だ。

 うつ病を患ったのはツレ(夫)さんであったが、実は著者も長年「自分が大嫌い、私なんてどうせダメ」というネガティブ思考にはまって苦しんでいた。うつ病ではないが、うつの夫と酷似した考え方をしており、生きるのが辛くて仕方なかったという。

 50歳を迎え、やっとそんな生き方を脱するコツが分かってきた。自分の人生なのに、周囲に翻弄されるばかりで全然納得がいかない。自分が何を…

2017/9/14

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

わたしの主人公はわたし:他人の声に振りまわされない生き方 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

自分のことを気遣ってあげられるのは自分だけ。またそれには他の誰かの助けも時には必要であると気づかされました。自分が前に進むことを自分自身の固定概念が足を引っ張っていたのだということもハッとしました。主人公はわたしなのだから誰とも比べなくてよい、幸せの尺度は人それぞれ、わかっているけれどどうしても日常でつい周囲を羨んだり焦りを感じてしまうので、本書の言葉をちょくちょく思い出したいと思います。

2018/11/25

ネギっ子gen

【私なんてどうせダメ】と思ってた『ツレうつ』著者が、自分と向き合うことで、生きづらさを脱するコツを綴る書。<私の核は「ネガティブ思考クイーン」でした。頑張って前に進むけど、いざというときにその核が現れて、「やっぱりダメだ」とネガティブになって自己否定していた/今は、「ダメ」のループに入らないように、「ネガティブになるのはしょうがないよ。だって私はネガティブ思考クイーンを抱えているんだから」と認めるようにし、「自分に人生の主人公は私。今できることをすれば、それでいいよ」と自分に伝えるようにしています>と。⇒

2023/03/06

ヒロミ

改めて再読。最初に読んだときとはまた違った印象で、しみじみしました。さらりと読める内容なのだけど、てんてんさんがネガテイブ思考クイーンの生き方を手放すまでが淡々とつづられており、読んでいてほっとする一冊でした。

2017/11/14

ミーコ

図書館の司書さん オススメの1冊。細川さん初読みです。私もネガティブ思考なので 参考になりました。一緒一緒❗って思う所が多々。。。 人は人、自分は自分。伝えることをこわがらない 自分が変われば回りも変わる なるほどー。実践出来るかどうかは別にして 心に刻んでおこうと思います。

2019/02/28

みーなんきー

細川貂々さんが、ご自身の考え方に言及していますが、それは自分にもかなり当てはまる。昔の不幸をたくさん引き出しにストックしておき、頻繁に思い出しては嫌な気分になる。そして未来について、きっととうまくいかない、と自分に暗示をかけて暗い気持ちになる。これがツレさんの鬱とよく似ているそうだ。ウツの人は今に目を向けない。自分もいつもそうだった。あれは鬱状態だったのか?対策として、今の自分についての日記を書き、それを読み冷静になれば、過去や未来に囚われなくなるし、自分を大切にできるようになる。身体と心はつながっている

2022/10/02

感想・レビューをもっと見る