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見知らぬ記憶

見知らぬ記憶

見知らぬ記憶

作家
小林紀晴
出版社
平凡社
発売日
2018-01-26
ISBN
9784582837711
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見知らぬ記憶 / 感想・レビュー

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チェアー

自分もそうだけど、記憶というのは現実とシンクロしたり、別の記憶とシンクロしたりする場合がある。一つのことを思い出したら、気がつくと別の記憶を呼び出していたり。それもなんてことないことを妙に強く覚えていたり。この本でも、日本で若いころの記憶と、インドでの体験がシンクロしている。記憶が別の記憶につながり、いまにつながり、やがて見ぬ未来につながる。記憶は一見自分にはよそよそしく見えて、すごく親しげにすり寄ってきたりするからやっかいなのだ。まったく。

2018/03/27

kentaro mori

⚫️変わってしまった地で変わらないものを見ること、それを撮ることで、「何か」を伝えたいというようなことを、正直に口にした。[・・・]自分がしようとしていることは、結局、自分の「作品」を作るために他ならないと自覚させられた。[・・・]あってもなくても、他者はたいして困らないもの。[・・・]表現する者たちはそれを「作品」と呼んでいるのではないか。⚫️「世界を知ること」「楽しむこと」「死なないこと」

2018/08/25

*おきた

本は人の人生を追体験できる。 そう思える本だが明確なイメージになって広がってかないのは自分の経験が浅いところにあるのだろう。 タイトルの通り、明瞭なイメージも出来ず見知ったことではないのに 何となく情景が浮かんでくる文章のうまさ、ヒントのような挿絵の写真があるからだろうか。 経験そのものにも価値があるが、文章を口の中で転がしてから飲み込みたくなるような独特な旨味も魅力ある。

2019/03/06

hiratax

写真と文章の組み合わせは20年目の「アジアンジャパニーズ」だろうか。アユタヤにアシスタントをともなって取材に行くのにスワンナプーム空港からタクシーに乗ったが距離が遠いのように感じられたと。旧空港のドンムアンはちょうどバンコクとアユタヤの中間点ほどにある。こうした話を拾ってくるのが小林紀晴なのだと懐かしむ。

2018/03/25

akiyama050505

20年ぶりくらいに著者の作品読んだ。歳をとったら、感じ方が変わるなあと実感。もう一度、アジアンジャパニーズ読んだらどんな風に感じるだろう?

2018/06/01

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