KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

なにごともなく、晴天。 (金曜日の本)

なにごともなく、晴天。 (金曜日の本)

なにごともなく、晴天。 (金曜日の本)

作家
吉田篤弘
出版社
平凡社
発売日
2020-11-20
ISBN
9784582838534
amazonで購入する

なにごともなく、晴天。 (金曜日の本) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

里愛乍

本屋さんで見かけて一目惚れして完全に装丁買い、中身は二の次いや吉田篤弘さんの本なんだから間違いないはず!事実その通りでした。本当は他の金曜日の本もほしかったんだけど、まぁちょっとだけ自分を抑えて。高架下が住まいというとても好条件とは思えない環境にあるB子さんとその仲間たち?の日常のあれやこれや、私もこの一員になりたい、なった気分になっててとても楽しい読書期間でした。付録ペーパーにあったベーコン醤油ライスは絶対に作って食べたい。

2023/02/02

南雲吾朗

吉田篤弘さんの小説は、どれを読んでも、なんだかほっとする。オアシスのような小説。表面上は何事もない様子を見せていても、人はそれぞれ他人に言えないモノを抱えて生きている。それでも、日は巡る。テーマは軽くはないが、軽快に最後まで読み切れる。「まずいコーヒー三部作」は全部読みたい。

2021/10/28

けんとまん1007

やっぱり、いいなあ~吉田篤弘さんのテイストが心地よい。ショート集の一つ一つが、次に繋がっていく、そのスピードが適度にゆっくりとしていて、こころがついていける。場面場面では、波立つような光景でもあるのだが、何故か、荒だった感じがしないのが素晴らしい。改めて、人はひとりではなく、触れ合う縁があるからこそ、暮らしていけるのだと思う。このあとの展開も楽しみ・・・気長に待とう。

2021/02/25

まる

高架下の廃れつつある商店街で、一日一日を穏やかに暮らす人々の物語。2013年に出版された同書に、ハッピーエンドなエピローグが追加された完結版。  高架下は、陽が当たらない。晴れているのか、雨降りなのか。頭上をひっきりなしに電車が通り過ぎる。その間、君は何を話していたんだろう、僕は何を聞いたのだろう。  判らないことだらけ、でもそれでもいい。判らないから、いつまでも楽しみに待てる。  そんなふうに人生に向き合えればいいな、と。そんなことを想う夕暮れの紅色の空。

2021/02/01

野のこ

あとがきまでしみじみ良かった。なんか一気に何冊か本を出されててどれを読もうかぁって思ってたけどまずいコーヒーメンバーだったのか!久しぶりに読んだ吉田篤弘さん。なんとも言いがたい独特な癒しに満たされました。濃くて美味しいコーヒーが飲みたい。そしてB子と松山太郎さんの恋の行方が気になりました

2022/04/18

感想・レビューをもっと見る