KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

万華鏡 対訳 寺山修司短歌集

万華鏡 対訳 寺山修司短歌集

万華鏡 対訳 寺山修司短歌集

作家
寺山修司
鵜沢 梢
アメリア・フィールデン
出版社
北星堂書店
発売日
2008-04-27
ISBN
9784590012414
amazonで購入する

万華鏡 対訳 寺山修司短歌集 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

草の笛吹くを切なく聞きており告白以前の愛とは何ぞ/銅版画の鳥に腐蝕の時すすむ母はとぶものみな閉じこめん

2014/01/02

bookends

綺麗な本だ。寺山修司短歌絵本として読んでもいいけれど、英訳も読む価値があると思う。短歌の英訳は無理だという認識を取り下げた。シラブル数自由、5行の無韻詩。一番合理的な訳し方じゃないかな。短歌を英訳すると変に長長しくなってしまいがちだけど、これは語数が抑えられていて短詩型の魅力を損なっていない。語順もなるべく変えまいとしてある。字足らずの呼吸まで訳そうとしているところも。それでも訳せない部分から日本語と英語の違いが浮かび上がってくるし、普段気付かないようなもとの歌のメカニズムもよく分かる。

2012/02/10

感想・レビューをもっと見る