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暗号と名探偵 (Little Selectionsあなたのための小さな物語 4)

暗号と名探偵 (Little Selectionsあなたのための小さな物語 4)

暗号と名探偵 (Little Selectionsあなたのための小さな物語 4)

作家
赤木かん子
コナン=ドイル
出版社
ポプラ社
発売日
2001-04-30
ISBN
9784591067604
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暗号と名探偵 (Little Selectionsあなたのための小さな物語 4) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

超定番の「踊る人形」と「黄金虫」を、ここで何度目かの再読。暗号ミステリの基本、全ての始まりである、ポーの「黄金虫」の完成度が高いことに感心する。ここまで最初にやってしまうと、後継者は大変だ。趣向もストーリーも違うのに、ドイルも解読の基本がポーと同じであることからも察しがつく。本書の注目は戸川安宣のエッセイ。乱歩の作品に見られる複数の暗号を中心に、暗号小説について述べていく名編集長のペンが心地よい。現代の電子システム化された暗号は、もはや小説から遠くなってしまった感があるが、新パターンの創作には期待したい。

2021/02/03

ochatomo

赤木かん子さん編のアンソロジー第4巻 コナン・ドイル作「踊る人形の謎」とエドガー・アラン・ポー作「黄金虫」の2編 いずれも鍵は英語で最も使われるアルファベットe 江戸川乱歩作品は戸川安宣氏により「大金塊」「暗号記法の分類」ほか紹介解説 赤木氏による解説でポー氏(1809~1849)がミステリ・ホラー・暗号・密室殺人を作り出したことやドイル氏 が歴史小説家として有名になりたかったらしいことを知る 2001刊

2019/10/29

みー

ここから、ホームズやポーに入ってくれる子供がいたらいいな。わたしは・・ホームズ大好きだけれども、暗号とかは・・全く、はなから解こうという気持ちがないので、へぇー・ほぉーと、ただただ読んで納得するだけで十分なのである・・

2017/04/12

moe

北村薫氏の「ミステリ十二か月」で紹介されていた本。赤木かん子氏が編んだ中高生向けの短編集のなかの1冊。ポプラ社の宣伝ではないけれど、朝読書にはもってこいの手軽な装丁の中に名作を織り込んだかん子さんの手腕に感心します。ポーの「黄金虫」は金原瑞人氏の訳で読みやすく生まれ変わっています。シリーズの他の本も読んでみたいです。

2010/10/07

永田 誠治

赤木かん子さん編纂による1冊1テーマの短編集。今回は暗号ということで、やはり『黄金虫』と『踊る人形』!最後の評論はこの本のために書いてもらったというから、少しルール違反な気がしますが、読んでみたらとても勉強になります。とくに乱歩の『大金塊』は自分も外せないと思っていたので、さすがです。乱歩が暗号に深く造詣があったというのは『ビブリア古書堂の事件手帖』でも紹介されてたよね。"暗号=宝探し"というのは、今の時代ほとんど熱を帯びないのか、我々の子供時代では興奮モノだったんだけど(苦笑)

2014/04/02

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