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宮城まり子が選ぶ吉行淳之介短編集

宮城まり子が選ぶ吉行淳之介短編集

宮城まり子が選ぶ吉行淳之介短編集

作家
吉行淳之介
宮城まり子
出版社
ポプラ社
発売日
2007-07-01
ISBN
9784591097854
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宮城まり子が選ぶ吉行淳之介短編集 / 感想・レビュー

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OHNO Hiroshi

『驟雨』『夜の病室』は何度読んでもいい。 序 宮城まり子の文章は、夢のようで、物悲しい。いまだに死んだことが夢のよう。

2021/05/13

TERRY

井上陽水の師匠(?)として前から気になっていた作家でしたが、性的な描写がキツくて近づけませんでした。今回、ようやく短編集で初読みです。芥川賞受賞作品が収録されているほか、少年、モテ男、父親、肺病病み、そして宮城まり子と、彼の一生を俯瞰できるようになっていて、入門書として優秀。

2017/12/06

くるみみ

図書館返却日を過ぎてしまって拾い読みのまま返却。残念。 「驟雨」「風呂焚く男」「灰神楽」「菓子祭」のみ読了。 川上弘美氏の書評本で「菓子祭」が気になって最初に読んだ。ちょっとシュール。イイ感じ。「風呂焚く男」を読んでいる途中、向田邦子を思い出しました。子どもの頃見ていたおとなの世界が描いてあった。 昭和を思い出したい、感じたい時にいいかも。

2014/12/27

mituko

「寝台の船」がもう何年も気になっていたのでやっと。12の短編が収録されているけど、どの話もぼやっと暗い、湿気と埃臭さがある。物語全体の不健康さが好みだった。起きたら、化粧の落ちた男娼の、髭を抜いた跡が目に入るってすごいシチュエーションだなー。

2011/06/28

ykshzk(虎猫図案房)

「驟雨」が読みたくて、近くの図書館でその短編が入っている一番薄い本がこれだった。宮城まり子氏の、のろけ話的な序章は、少し読み飛ばしたくなったけれど、短編のうち「子供の領分」は、読みたかった「驟雨」よりも印象的。子供なりの駆け引きや気遣い、本心ではない言葉や態度・・子供の頃って、楽しく遊んでいただけのようで、意外と色々苦労があったな、それも狭い狭い子供だけの世界の中で・・と自分の昔を振り返ったり。シチュエーションは違えど、大人も子供も男性も女性も、皆が生きている苦しい世界の断片を切り取って集めたような作品。

2015/03/05

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