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悦楽の園〈下〉 (ポプラ文庫ピュアフル) (ポプラ文庫ピュアフル き 1-6)

悦楽の園〈下〉 (ポプラ文庫ピュアフル) (ポプラ文庫ピュアフル き 1-6)

悦楽の園〈下〉 (ポプラ文庫ピュアフル) (ポプラ文庫ピュアフル き 1-6)

作家
木地雅映子
五十嵐大介
出版社
ポプラ社
発売日
2010-05-07
ISBN
9784591118269
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悦楽の園〈下〉 (ポプラ文庫ピュアフル) (ポプラ文庫ピュアフル き 1-6) / 感想・レビュー

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更紗

圧倒的な小説。学校に革命を起こし「普通」を壊そうと行動する真琴と、それを手伝う染谷。そして自らの恐怖と向き合う南。それぞれの命が強く輝く作品でした。ぬいぐるみのそめちゃんがとてもかわいくて和みました。

2014/01/20

とりあえず、親友というよりもはや当て馬と化していた染谷くんがかっこいい(そういう小説ではない)。学校で、普通という名の呪いを解く「革命」を起こそうとする真琴と染谷。その過程がすごく面白い。そして、小中学校が、普通ではないことを受け入れる空間であったならばもっと生きやすい場所だったんだろうな、と思った。

2014/02/05

らんばーる。

傑作。キャッチャーインザライを鋭くさせた感じだろうか。全ての人に読んで欲しい、などとは思わない。しかし、ある一定数の誰かにとってはかけがえのない本と成り得るだろう。そういう誰かがこの本に気付けばいいと思うし、気付ければいいなと願う。とりあえず、今を生き苦しく思う人は手に取ってみるといいのでは。「青臭い話だねー」そう思えるあなたは大変健全です、幸せ!ただ、誰もが上手に「普通」と和解できるわけではないということを、どこか心の片隅にでも置いて欲しい。まったく、、、生きるって大変です

2011/06/22

のん

私は木地さんの本を読むべきではないのかもしれない。終盤に差し掛かるあたり、真琴がとてつもなく苦しんでいて、同調してとても苦しかったけれど、でも、私は真琴じゃなかった。もっと早く出会っていたら、もっと楽に生きられたのかもしれない、だから読むべきではないのだ、今読んでもあの頃の私は救われない。「普通」の世界と「普通じゃない」世界、は紙一重だ。大衆は大衆であるがゆえに、世界は簡単に入れ替わる。子どもたちが生きやすい世の中であるといい。それは大人だって生きやすいはずでしょ?辛くても、私は木地さんの本を読むだろう。

2011/03/06

みんなが自分の趣味を隠さずに生活していく場面が滑稽に思えるけれど、中学まではこんな生活を送っていて高校に入ってから『普通』を空気で強要されて欝になった事を思い出した。発達障害青春恋愛小説。悩んでいる時は同じような思考を経ることが多いけど解決方法はみんな違うから、ガレオンの次のステップを描いていると言ってもやはりそれはもう他人事にしかならないのだなぁ。

2015/05/10

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