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(P[わ]1-2)みんなのふこう~葉崎は今夜も眠れない (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[わ]1-2)みんなのふこう~葉崎は今夜も眠れない (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[わ]1-2)みんなのふこう~葉崎は今夜も眠れない (ポプラ文庫ピュアフル)

作家
若竹七海
出版社
ポプラ社
発売日
2013-01-04
ISBN
9784591132081
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(P[わ]1-2)みんなのふこう~葉崎は今夜も眠れない (ポプラ文庫ピュアフル) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

最初は「日常の謎」系のストーリーに見えて、読み進めていくうちに、その異様さに気づいてしまい、一体これは何なのかと、途中で止められなくなった。「めげないココロちゃん」とはあるものの、彼女の正体が、本当は人間ではないのではないか、と思わせるような進行になっていく。巻き込まれる「ペンペン草ちゃん」にしても、このままだと彼女自身が危ない、と、はらはらしてしまう。それなのに話はユーモアたっぷりに、笑いの要素をたっぷりまき散らしながら進む。不思議な不思議な連作長編。はたしてこれはミステリか?

2014/11/22

papako

葉崎シリーズ再読はこちら。こんなだったのか?葉崎FMの番組放送で進むっていうのは覚えていたし、もっとしっかり覚えているかと思ったら、ダメでした。そっかぁ、こんなにいろんな要素がからめられたお話だったんですね。葉崎FMのパーソナリティもアゼリアの時の千秋さんとは違い、FM創設15年、港大先生の家の半壊、そのあたりから時系列は推察できるけど、なんか細かく考えるの面倒で、単品で楽しみました。ほんと、ココロちゃんは疫病神か台風の目か。さてさて自分的には葉崎シリーズのあの本を読んで新作を待ちますよ!

2021/08/12

ひめありす@灯れ松明の火

葉崎という地名が某御用邸のある神奈川県の南の方の場所をイメージさせたのでそのあたりのイメージで読みました。『みんなのふこう』というちょっとブラックジョークの効いたラジオ番組を舞台にした、天然系不幸体質少女(しかもその巻き込み方といえば、某名探偵さん達に負けず劣らず)のココロちゃんのお話。マイペースで他人の事も自分の事も省みないココロちゃんはお話の中で読めば愛らしい登場人物だけど、傍にいたらちょっと困ってしまう存在かもしれません。しかし、めげないなあココロちゃん。こういう子は意外に逞しく、生きてゆくのかも。

2013/08/11

中原れい

(前に書いたのは親本の再読です。何してんだか)親本を加筆修正ありというので読む。ゆるめのサスペンス系で、変わらず軽くて楽しかった。晶が何も感じず素直な子だったら?っていう問いでもあったのかな、というキャラクター、ココロちゃん。外から見た人々のレポートで本人の心情はあまり語られないスタイル。無心に助ける人は無事だけど利用したり害意をもったりすると不幸にまきこまれる、そのさまが豪快で「いつもの葉崎だなあ」と思うのです。

2017/11/14

ネムコ

「ふこう」という言葉にビビって永らく積読してましたが、読み始めたらイッキでした。「みんなのふこう」というのは、田舎の弱小ラジオ局の人気コーナーの名前。そこに女子高生から投稿が。「バイトで知り合ったとってもドジで不幸な“ココロ”ちゃんの話を聞いてください…」。天然ドジっ子の不運話かと思いきや、次々と事件に発展! こういういろんな視点から事件の全体像をあぶり出す手法はさすが若竹さん! 最後まで計算尽くされた構成の妙、堪能させていただきましたm(_ _)m

2014/07/11

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