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さらさらさん (一般書)

さらさらさん (一般書)

さらさらさん (一般書)

作家
大野更紗
出版社
ポプラ社
発売日
2013-03-12
ISBN
9784591133880
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さらさらさん (一般書) / 感想・レビュー

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ぶんこ

「困ってる人」を読んだ時、こんなに砕けた文章で表現できるとは凄く頭がいい人なんだろうなと思ってましたが、この本を読むと考えていた以上の頭の良さ、本を読んで勉強している深さに驚嘆しました。 一部難しすぎて斜め読みしましたが、脳性麻痺の小児科医熊谷さん、ALSの実母を介護してきた川口さん、乙武さんとの対談は夢中になって読みました。 ご自身や家族が弱者の立場の方々の発言は重かったし、心を打ちます。

2016/01/14

けんとまん1007

現状をどうとらえるのか?それぞれの視点が異なることで、新たな展開もあり得るということ。障害に限らず、今の社会を複数の視点で捉えることに、意味があると思う。

2018/11/28

美登利

更紗さんが、難病を経験して様々な著名な方々にお会いした対談集が、載ってたり、自分のエッセイを書いていた雑誌の掲載だったりと。更紗さんの、ボキャブラリーに感動する、どれだけ事前に調べて対談に臨んだりと、前にもまして努力家の一面がよく見られます。難病と、社会福祉の問題はいつまでたっても、なかなか進まないものだな!と感じます。

2013/05/20

昭和っ子

豊かな国であるはずの日本で難病にかかってしまい、制度のはざ間に落ち込んで困窮しつつも、あえて、象牙の塔の中に身を置かず、問題点を身をもって発進し続けるさらささん。彼女の声に答えて、本当に様々な人達の声が集められていました。私は難病ではありませんが、もうすぐ確実に迎える老いによって、否応なしに何らかの「制度」に関わらざるを得なくなります。この本に現在の日本の様々な事がダイナミックに変化している胎動を感じます。申し訳ないけど、よくぞ出て来てくださった!と思います。図書館本でしたが、購入する事にしました。

2013/06/11

onasu

大きな文字で、さらさらと読み進めていたら、終章にちっさい文字トラップが…。  てなことは、置いといて、「困ってるひと」の更紗さん、明日をも知れぬ難病フィールドワークの旅をしている、というか、生きるために霧中を走っている。  その途上で綴ってきたテキストのギャラリー。そこには、首肯するものもあれば、そうでないものも。が、多岐にわたった対談やエッセイでは、更紗さんその人に触れたよう。前著とは面差しの異なった更紗さん、ちょっと尖ってもいる。  糸井さんとの対談には好感。「困ってるひと」の続編も期待しています。

2013/08/21

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