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(042)世界史で読み解く現代ニュース (ポプラ新書)

(042)世界史で読み解く現代ニュース (ポプラ新書)

(042)世界史で読み解く現代ニュース (ポプラ新書)

作家
池上彰
増田ユリヤ
出版社
ポプラ社
発売日
2014-10-01
ISBN
9784591141779
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(042)世界史で読み解く現代ニュース (ポプラ新書) / 感想・レビュー

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みゃーこ

イスラム国とオスマン帝国との関わり、中国の領有権を巡る主張と戦略の歴史的背景。大航海時代は鄭和によってすでに始まっていたこと。現代に起こる様々なニュースの歴史的背景が一つの点と線に繋がる感触は気持ちいい。フランス革命が及ぼす人権という概念が人々の意識を今に至るまで脈々と受け継がれていること。クリミアがヨーロッパとロシアにとっていかに緩衝地帯として重点が置かれてきた歴史があるのかなど。なるほど。こうなると宗教が知りたくなってきた。と思ったら宗教編が出た。引き続き宗教編を読もうと思う。

2015/08/14

糜竺(びじく)

世界史を知っていれば、現代のニュースが理解できる。現代のニュースからさかのぼれば、世界史が興味深く学べる。そんな視点から、書かれた一冊です。1章は、15世紀初めの中国にも大航海時代があり、鄭和という人物に焦点をあて、現代と関連付けています。2章はオスマン帝国、3章はフランス革命を取り上げています。読んでいると、確かに現代のニュースと密接な関連がある事が分かります。正直、私自身は世界史にはそれほど詳しくないので新鮮な気持ちで読めました。やはり、著名な池上彰氏だけあって、説明が分かりやすく読みやすかったです。

2016/01/04

べっち

★★★★▲まさに《世界史で読み解く現代ニュース》だった。 中国はなぜ今さら南シナ海を自国の領海だと主張しているのか、なぜロシアはクリミアを重要視せているのかなど現代の問題の解説を池上さんが、その問題の原因となっている歴史の解説を増田さんがしている。毎回このような本を読んで考えるのが日本の歴史教育の問題。自分は塾講師をしているが学生は歴史が何の役に立つのか分かっていないと感じる。この本のような形で現代の問題を読み解きながら勉強していくと歴史を学ぶ意義や楽しさがわかるのではないかと思う。

2014/12/13

mm

1914年出版。池上さんがはじめにおいての書き出しはイスラム国の件。ああそうでした。あの衝撃は7年前の事だった。いろんな記憶は蓋をされてしまい込まれて、一見無かったことのようになってしまうもんですね。それは生きる手立てでもあるんだけど。。たまに、箱を開けて色々整理してみなくては…そして、その事件の起こった根っこも含めて眺めると、事件の印象も変わってきます。明の鄭和、オスマン帝国、フランス革命、産業革命。簡単には言い尽くせないことごなのに、何故かスルッとまとめてみせる凄技は、流れを体得した人ならではの技か?

2021/07/25

to boy

益田さんが世界史をわかりやすく解説し、池上さんがその世界史と現代とのかかわりを解説するという良い企画。益田さんの解説が非常にわかりやすくまとめられていて好感持てました。池上さんの説明は(特に後半)ちょっと恣意的な説明意図を感じられて、現在の問題にかかわることだからそれぞれの意見があるんだなって思いました。でも、全体的にわかりやすく簡潔に記載されていて良かったです。

2021/11/05

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